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その10

■よっさん、

『毎日、元気に忙しくしている事と思います。「NAMM ロサンゼルス 2003」のレポートが、日本で唯一のドラム雑誌“リズム&ドラムス・マガジン誌”にて紹介を掲載されていました。しかも、ブラディ社は“O.P.D.C.”“INNOVATION DRUMS”、“FIBES”に続いて、4番目に紹介されてました。今回は、白いセットを展示していたんですね。なかなか、綺麗で上品な仕上がりに見えました。その他、気になる物が1つありました、REMO社社のヘッドの紹介の中で、日本ではまだ発売されてない“パワー・ストローク4”がありました。私は直ぐに思いました! “ジャラ・プライ・キット”に凄くマッチするような気がすると……。そこで、前回のオーダーにパワー・ストローク4の

8”、10”、12”、14”、16”、22”を2枚づつ追加して下さい、宜しくお願いします』

もう、こうなると、ついでの便に、頼めるものは頼んでみよう! とばかりのメール。
だって、REMO社社 ヘッドのラインアッ中で興味はあるけど、輸入されてないものが、余りにも多いので。少々行き過ぎの感はありますが…、まぁ〜、駄目元で!

■よっさん

『あなたからの連絡もないのに、REMO社社ヘッドが届きました。忙しいあなたが、前もって準備してくれてたのでしょうね。ありがとうございます。

しかし、請求書にはCS−コーテッド10”、12”、13”が各10枚になっていますが、実際には、10”、12”、14”の各10枚が届きました。

 14”のブラディ社のロゴマーク入りCS−コーテッドも希望していたので問題は無いのですが、13”が無いのは困りました。あなた方の在庫を調べていただければ、多分、間違っている事に気づいていただけると思いますが? 特に、奇数の13”ですから、元々ブラディ社にはあまり無いヘッドでしょうから……。このメールの前にも、2度メールしていて、私の欲しい物をお伝えしています。出来れば、何度も航空運賃を払わなくてもいいようにしたいので、仕事からお帰りになって、時間が出来たら、是非、メールを下さいね。今回のドラム・ヘッドの支払いは、出来るだけ今週中に振込みしておきます。

それとクライアント・リストから、私の名前が削除されてしまったみたいですけど、何か問題でもありましたか?』

私にとっては、13”と14”の間違いは、嬉しい誤算でした。しめしめ、てことは、13”の値段で14”が関税を通過したのですから、ひょっとしたら、わざわざ請求書に嘘の計上をする筈無いでしょうから、上手く行けば、13”は13”の金額で……。しか〜し、問題が一つ! 約束通り、クライアント・リストに加えてもらったのに、1ヶ月で消滅?

■ボリス

『今日、振込みを確認しました。ありがとう。13”のヘッドとスペアー・パーツは来週送ります。間違えてごめんなさい。それとドラム・ヘッドのオーダーについて今回は特例として、あなたのリクエストを受け入れましたが、私達は、REMO社社のヘッドを転売することや、オリジナル・エンブルムにアレンジを加える事を許されていません。よって、今後はREMO社社のヘッドをお売りする事は出来ません。ご理解を下さい。

ホームページ上のあなたの名前については、私には今のところ、どうしてそうなったのか分かりませんが、調べてみます』

こうなると、ますます13”と14”の間違いが良かったです。何故か、ボリスさん、立て続けにメールくれました。が、クライアント・リストの件は不安…。果たして、復活してもらえるだろうか…。

■ボリス

『私は、コーテッド・エンペラーやクリアー・エンペラーやSuede エンペラーも、試してみると良いと思います。薄い二重のプライ・ヘッドは、より厚いプライ・アンバサダーほど堅くなく、かなり温かみのある音がするでしょう。セットの影響が極めて強く、音が豊かなので、典型的な2プライ・ドラム・ヘッドの音とは違って聞こえるでしょう。多くの人が、トップにエンペラー、ボトムにアンバサダーの組み合わせが、ブラディには最適だと言います。

最後に、ヘッドの注文について、継続的に供給できなくて申し訳ありません。前にも書いたように、残りのヘッドと部品は、来週辺りに送ります』

■よっさん

『忙しいところ、返事を頂きましてありがとうございます。私は、あなた方の親切に甘え過ぎてしまったようですね、お詫び申し上げます。すると、この特別なブラディ社のロゴマーク入りのCS−コーテッドは貴重品ですね。大切に使います。残りのヘッドと部品、楽しみに待っています。特に、13”のCS−コーテッドは私とブラディ社とを繋ぐ掛け橋“The Ark of the Covenant”用のヘッドですからね!

実は、ジャラのブロック・スネアーも欲しいのですが、今回は我慢しておきます。ジャラ以外のブロック・スネアーが開発された時に、一緒に注文する事にします。ですから、是非、新しいブロック・シェルを作り始めたら連絡を下さいね!約束ですよ。

 “The Ark of the Covenant”の時の様に、出来るだけシリアル・ナンバーの小さい物が欲しいので。それと、ブロック・シェル・エキゾチックというのは、どんなスネアーなのですか?

では、最後の荷物楽しみに待っています。長い間、本当にお世話になりましたね、ありがとう。荷物が着いたら連絡しますね。

クリスにも、くれぐれも宜しくお伝え下さい』

この頃には、シーオーク・ブロック・スネアーが今までに無い良いサウンドだったので、かなりのお気に入りで、頻繁に叩き込んでいました。それを受けて、ブロック・シェル自体に興味を持ったので、再度、質問となりました。

■ボリス

『ヘッドの件、分かってくれてありがとう。

エキゾチック・ブロック・シェルについてですが、これは、Desert Timbers(砂漠の木???)などの、量の取れない材木で作られたものです。今現在は、使えるような材木が手元にありませんが、また作る時には、あなたにお知らせしましょう』

 無事ドラム・ヘッドとスペアー・パーツが到着。しかし、この直後、現在ではREMO社社社のドラム・ヘッドの全ラインナップが、パール社を通じて手に入るようになりました。でも、ブラディ社のロゴマーク付きのヘッドは私だけのオリジナルです。

ここで面白い事が! 何故か、13”のCS−コーテッドのドットが“白色”なんですよ! 始めて見る、REMO社社のホワイト・ドット。それと、もう一つヘッドに関して面白い事発見! 最初にドラム・セットに装着されていたヘッドは上がブラディ社のメーカー名、下が“兵隊”のトレード・マークだったのですが、今回のCS−コーテッドは、上が“兵隊”のトレード・マーク、下がブラディ社のメーカー名になってました。どう言ったら良いのか? 良く言えば“手作り”!悪く言えば“いい加減”ですよね(笑)

色々ありましたが、クライアント・リストの件は別として、全てが終了。

めでたし、めでたし。



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