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その5

■よっさん

『いつも忙しい時間を私の為に割いて質問にお答えいただきましてありがとうございます。

1.ジェフがジャラ・プライのドラム・セットを手に入れた時期ですが、以前、私の友達が聞いた話しでは“1991年のNAMMショーの後でジェフに手渡した”と聞きました。ブラディ社のWEBサイトにも、『TOTO _ Kingdom Of Desire』を聞いて下さい、と書かれています。しかし、このアルバムは殆どが“1991年”に録音をしていると書かれています。私は、"Gipsy Train"、"Jake To The Bone" は、そのドラム・セットの音だと今でも信じています、そして、そうであって欲しい! この事が、そんなに重要なのかと思うでしょうが、私はジェフが愛したTOTOで、ジェフの叩いたジャラ・プライのドラム・セットの音がどうしても知りたいのです。

2.ジェフが始めて手にしたとするブラディ社製スネアーの14“×5.5”のシーオーク・ブロックは、いつ頃から手に入れ、使っていたのですか?

3.前回のメールに書かれていた、もう一つの14“×5.5”のプライ・スネアーの材質は何ですか?

4.ボリスさん、お願いがあるのですが。もしご存知なら、2〜3質問したいのでロス・ガーフィールド氏とジョー・ポーカロ氏のメール・アドレスを教えていただけませんか? もちろんこれらは個人情報なので無理なら諦めます。

5.私が、ジャラ・プライのドラム・セットを買うとすれば、シルバー・ギムレット仕上げ以外は考えていません! 何故なら、ジェフと同じ仕様の物が欲しいからです。大体、化粧板の準備にどの位の時間がかかるのか教えて下さい。クリスさんは“オールド・ボックス”からジェフのスティックを見つけ出す事が出来ましたか?』

あまりの、質問攻撃に腰が引けたのか? ボリスはなかなか返事くれませんでした。忙しいのかな〜?

う〜ん、大事なところなのに…..。

再度、誉めながら、質問を小分けにして挑戦!

■よっさん

『あなたが薦めてくれた『Spin Doctors / Pocket Full Of Kryptonite』を聞きましたよ! ジャラ・プライのドラム・セットは最高です! おまけに“Spin Doctors”も凄くいいバンドですね。参考までにAaron Comessのドラム・セットの内容を詳しく知りたいのですが? 特にスネアーのサイズと材質がソリッドなのか、ブロック・プライなのか? 教えて下さい。

それとボリスさんに何度かメールで質問しましたが、お答え頂けないようなので、最後にどうしてもハッキリ知りたい事が2つあります。

1. ジェフがジャラ・プライのドラム・セットを手に入れたのは、1991年ですか1992年ですか?

2. シーオーク以外の14”×5.5”のスネアーの材質はジャラ・プライですか?

是非、教えて下さい』

■ボリス

『返事が出来なくてすみません。最近まで海外にいましたので。いくつかの質問をクリスに確認していましたが、あなたに返事を返すのを忘れたままでした。でも、“Spin Doctors”のアルバムを聞いてくれて嬉しいです、なかなか良いでしょう。

 Aaron Comessは2000年にもう一つKitを買っています。彼のドラム・セットの内訳は次の通りです。


 8" × 7"



10" × 9"



12" × 10"


14" × 14"


16" × 16"



20" × 18"



22" × 18"



14" × 5.5"
ジャラ・プライ・スネアー

14" × 5.5"
ジャラ・ブロック・スネアー

14" × 5"
ジャラ・ソリッド・ウッド・スネアー

12" × 5.5"
ジャラ・プライ・スネアー

10" × 5.5"
ジャラ・プライ・スネアー

 アルバムでは14”×5.5”ジャラ・プライのセットの一つを使っています。彼は、深めの8”×8”、10”×9”、12”×10”のタム・タムも持っていて、そのレコーディングにも使っている筈です。

ジェフがドラム・セットを受け取ったのは1992年のNAMMショーの後です。もし私が以前に1991年と言ったのなら、それは間違いです。間違いなく1992年の1月です。ジェフはシーオーク・ブロックと14”×5.5”ジャラ・プライ・スネアーを持っていました。多分、ジャラ・ブロックも一つ持っていたはずです。彼はドラム・ドクターズ社を通して沢山の物を入手していたので、我々も彼が最終的に何を持っていたのか100%は分かりません。しかし、次のものは確かに持っていたはずです。


10" × 5.5"
ジャラ・ブロック・スネアー


13" × 5.5"
ジャラ・ソリッド・ウッド・スネアー


14" × 5.5" ジャラ・プライ・スネアー


14" × 5.5" シーオーク・ブロック・スネアー


12" × 7" or
12" × 5.5"
ジャラ・ブロック・スネアー


あなたの助けになれば幸いです』

このメール中にある、「彼はドラム・ドクターズ社を通して〜100%は分からない」を読んだ時に、私は、色々な納得(?)のような、何かが“ふっ”と、通り過ぎたような気がしました。ジェフは科学者のようにドラムを道具として、どこまでも、研究し発展を遂げさせようと追求するタイプだったのだろうか? それとも、心理学者のようにドラムを抽象的な物のように捕らえ、多方面から眺め、常に流動的に捕らえていたのだろうか? もしくは、その両方を、上手くバランスを取りながら音楽として表現していたのだろうか? でも、結局はどこで何を使ったのかジェフ自身、そう問題ではなかったのかなとも思う。とにかく、良い感じで、良い音で、適材適所の理に叶えば……みたいに。そして、その“理に叶う”為の一つが“ドラム・ラック”の発明をもたらしたのでしょう。組み直すより、付け替える、それでダメなら取っ替える! なんと合理的(笑)

 以前、パール社のサマー・ドラム・スクールで村上ポンタ氏やSOUL透氏と話した時に、“スタジオ・ミュージシャンの仕事は時間(制約)との戦いでもある”と、聞きました。事実、基本になるドラムの録音で“チューニングがイマイチなので!”とか、“セッティングを替えますので!”とかで、スタジオを余分に借りるとなると、費用もかかるし、その後に控えているミュージシャンのスケジュール(ギャラ)にも影響が出て、大変な事に……。ましてや、“すいません、遅れました。”なんて、もっての他! その辺りの事は、リットーミュージック社刊『ドラム・ブラザー』に掲載されているビル・シーニュのインタビューに書かれていますね。 “ジェフは常に集合時間の20分前に到着していたのだ”と。必ず、一番乗り! 少しでもジェフに近づけるよう、私も実行している事です。

話が逸れてしまいましたが、ジェフもその決められた枠内で、出来る範囲で最高の演奏を常に心がけていた事でしょう。しかし、その“出来る範囲”を最大限、いや無限大に拡張していたのは、日頃と事前のミーティングも勿論でしょうが、やはりジェフが信頼を置いていた、数々のドラム・テクニシャン達の功績は計り知れないと思います。いろんな状況を考えながらも、ジェフが思う定番の物、ジェフが喜びそうで実験的に試す物など、それでいて、余分な物は持って行かない!」……なんて、あくまで全て想像ですが、そんな事が、この短いメールを読みながら、凄く身にしみた長い時間でした。同じ頃、前出のヴィンテージ・ドラムに詳しいRED氏との笑い話しのようなやり取りの中で……、

RED氏「"Rosanna"のスネアーの音は、スリンガーランド社のラジオ・キングだよね?」

よっさん「う〜ん、可能性はあるかな。でも、実際、何を使って録ってるか分からないし、あるインタビューでジェフが答えていたけど、ジェフの持っているラジオ・キングの内側には化粧板を貼ってあるものもあるみたいよ」

RED氏「何で化粧板を貼ってるのかな〜? ひょっとすると、ヴィンテージのマホガニー胴のラジオ・キングと間違えてたりしてね?」

よっさん「えっ? ヴィンテージにマホガニー胴のラジオ・キングってあるんだ。でも、結局、彼ぐらいになると、良い音がすれば何でもいいんだろうね」

RED氏「案外、ドラム・テクニシャン達がジェフに、“あぁ、それはマホガニー胴のラジオ・キングで……”の説明をよそに、ジェフは“いいね〜! このラジオ・キング、この内側のは化粧板は? 珍しいね〜、本当に感じいいね〜! よ〜し、これで行こう!”、ドラム・テクニシャンが、“あの〜、マホガニーの胴で、化粧板じゃなくて……、まっ、いいか”、なんて一悶着があったりしてね(笑) 良い意味で、こんな事お茶目なジェフであって欲しいね(微笑)」

RED氏、よっさんのドラム談義の一コマでした。

ジャラ・プライのドラム・セット並びにブラディ社のドラム・セットに興味の在る方はぜひ、“Spin Doctors”聞いてみて下さい、あくまでも、参考までにですが。ジェフが使用したであろう『Ray Charles _ My World』でのセッションの音より、柔らかいようなのですが? どうでしょう。おまけ。Aaron Comessの所にありましたね〜、8台のソリッド・ウッド・スネアーの内の一つが!

《よっさんの疑惑−その4、5の解明 TOTOの『Kingdom Of Desire』でジャラ・プライのドラム・セットを使用?》

答えは“1992年1月”でした! ということは、残念ながら、『Kingdom Of Desire』、『Bruce Springsteen _ Human Touch』での使用は無理だったでしょう。

《よっさんの疑惑−その11の解明 謎のスネアーの材質は?》

ジャラ・プライのスネアーでした。

そろそろ、大詰めとなって来ました。

■よっさん

『ボリスさん、お願いがあるのですが。ご存知なら、2〜3質問したいのでロス・ガーフィールド氏とジョー・ポーカロ氏のメール・アドレスを教えて頂けませんか? またシルバー・ギムレットの化粧板はイタリアからどの位あれば輸入出来ますか? 私はシルバー・ギムレット以外の仕上げは考えてませんので。

 クリスさんは、“オールド・ボックス”からジェフのスティックを見つけられる事が出来ましたか? 』

■ボリス

『メール・アドレスとWEBサイトは次の通りです。

ジョー・ポーカロ
********@****.com
(たぶん個人的なものそうなので勘弁!ジョーには彼のWEBサイトのinfoからメールが出来るようです)
http://www.porcaro.com

ロス・ガーフィールド
info@drumdoctors.com
http://www.drumdoctors.com/

シルバー・ギムレットの化粧板は、まだサプライヤーからの返事が来ません。

残念ながら、クリスはジェフのスティックを見つけられませんでした。彼の想像では息子のシェーンが使っているかもとのこと。彼も素晴らしいドラマーなのですが』

まさしく、天国と地獄(?)のようなメールです(笑)
遂に、手にしたメール・アドレスと、結局、手に出来なかったジェフのスティック!
とにかく、念願のメール・アドレスを手にしたので、先ずは、恐れ多くも賢くも(?) ジョー・ポーカロ氏へのメールだ〜!

《よっさんの疑惑−その6の解明 ロスやジョーのメール・アドレス知ってるのかも?》

粘り勝ちに近いメール・アドレス入手! めでたしめでたし?と、上手い事行きますかね?

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