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その1

今回、私が購入したドラム・セットに「Holy Of Holies」という名称を付けてみました。どうでもいいでしょうけど、その名前の由来を一応説明致します。

元々は、"The Ark of the Covenant" に端を発してます。私が、凄く宗教的な事を意識して名付けたものではありませんので、その辺りは、ご理解の程を宜しくお願い致します。そもそも今回の、一連の出来事の始まりでもあり、言わばキーワードである「The Ark of the Covenant」。後に関連して「The Seventh Heaven」、「Holy Of Holies」が出て来ました。

 では、" Holy Of Holies" とは?
私が人伝に聞いて、私なりに理解したところによると、

「天空と地上を結ぶ鍵(場所)」

唯一の神聖なる場所が "Holy Of Holies" と言われているそうです。で、その一番神聖なる場所の中心にに安置されているのが"The Ark of the Covenant"ということです。
ならば、ドラムをラックでセッティングする私にとっては、ラックで囲まれたエリアが、まさに "Holy Of Holies" ではないか! しかも、セットの中心はスネアー! "The Ark of the Covenant" が位置する所! そんなこんなで、"ラックに囲まれる一帯の場所=ジェフとの接点になる可能性のある場所=セットの名前"ということで決めました。

では、ジャラ・プライのドラム・セット"Holy Of Holies" の話に…。

先ずは、RED氏に「ドラム・セットの値段が知りたい」と、ボリスとのやり取りをお願いし、その返信メールと共に(営業努力の一環かも…?)、ジャラ・プライのドラム・セットの説明文が添付されてきてましたので、その文章から紹介したいと思います。


−ブラディと同じ音はどこにもない、
何故なら、ブラディと同じ作り方はどこにもないから−

《プライ・ドラム・シェルの仕様について》
 ブラディ社は少量でも、独自のプライ・シェルが作れる唯一のメーカーです。その製法は、1988年にクリス・ブラディが開発した画期的な方法です。他の大手メーカーは、メイプルやバーチをクロス・ラミネイト(注1)にしたシェルを、水蒸気を利用して折曲げる製法を用います。アメリカの "どのカスタム・メイドのドラム・メーカー" も、独自にシェルを作っている所は無く、大手の水蒸気を使う製法の "クロス・ラミネイト・メイプル" を使ってます。

(注1)木材の縦目と横目とを張り合わせて薄板にしたもの。
因みに、パール社では厚めの縦目1枚と薄めの横目2枚を張り合わせて、1枚2.5mmのプライ・ウッドにしてます。

《特異な製法》
 シェルは、特殊なエポキシ樹脂の糊を使い、乾燥したまま成型します。この方法はシェルに水分が入るのを防ぎ、輪かに強度を与えます。言うまでもないが、ブラディ社のシェルは安定性が良い。

《特異な木》
 私達は、独自に選んだ0.6mm厚のジャラの板を使います。ジャラは、独特の硬い木で、オーストラリア西部にだけ自生し、メイプル材よりもずっと硬い。

《特異な構造》
 全ての板の木目は、シェルに沿って(クロス・ラミネイトではなく)、水平方向に重ねてます。これが、ソリッド・ウッドに近い音を生みます。この製法は、これまでにはありません。このシェルは円形が崩れる心配がありません。

《独自の哲学》
 独自の型を使ったシェル作りの為、私達は1日に1個のドラムしか作れません。この少量生産ゆえに、全ての生産工程の品質が保証されています。大量生産では出来ない事です。

《独自の社風》
 20年以上、数え切れない程の世界中の演奏家が、ブラディ社のドラムスを一番大切なアイテムとして使ってくれています。私達は小さな会社なので、有名なプレイヤーとエンドース契約をして、無償で楽器を提供する事は出来ません。その代わり、他の会社とエンドースしているプレイヤーも、ブラディ社のドラムス購入してくれています。私達のクライアント・リストは、エンドース契約をする会社にとっては、夢のようなラインナップでしょう。

以上が、ジャラ・プライのドラム・セットについての説明文でした。

で、何を隠そう! この説明文、今回のテキストに手を付けてから、始めてMayaちゃんに翻訳をお願いした次第で…。
只々、興味本位で購入を考えていた時に、この文章を読んでいれば、同じ買うにしても、もっともっと、楽器としてのありがたみがあったものを…。反省しました。

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