World Tour
1974.03.20 Los Angeles

Place :
Record Pland

Steely Dan :
Donald Fagen : vocals, keyboards
Walter Becker : bass
Jeff "Skunk" Baxter : guitar, vocals
Denny Dias : guitar, vocals
Jim Hudder : drums
Jeff Porcaro : drums

Support :
Royce Jones : percussion, vocals


1. Bodhisattava
2. The Boston Rag
3. Do It Again
4. Any Major Dude Will Tell You
5. King Of The World


name Email Address date

Jeff's World

jeffs-world@pos.to

2000.11.21


 ラジオ放送用に収録されたというミニ・ライブが音源元のようです。その割には全体的に荒々しさが耳に残ってしまい、まとまり具体としては(?)なのです。ここに収録された曲では実際にジェフがレコーディングに参加したものは一切ないのですが、しかしどの曲も見事に自分のプレイスタイルで演奏をしておりとても素晴らしいです。

1. Bodhisattava
 ツイン・ギター、キーボードによるトリプル・ハーモニーで演奏されるメイン・リフを持つこの曲は最高にカッコイイ・オープニング・ナンバーとなっています。ステージ写真を見るとマイケル・マクドナルドの前にはピアノしか置いてないようなので、このハーモニー・プレイはドナルド・フェイゲンのものかな? ドゥービー・ブラザース加入後のマイケル・マクドナルドのピアノ・リフはカッコイイもの多いですが、ことスティーリー・ダンでは目立ったプレイはしておりません。あくまでバッキング・ボーカルを主として考えられていたのでしょうか? 右チャンネルから聞こえてくるギター・ソロはなかなか聴かせてくれるのですが、これはジェフ・バクスターなのか、非常にカントリー・ライクはプレイとなっています。

2. The Boston Rag
 ギターリストがヴォーリューム奏法を使って怪しげな雰囲気を醸しだすという芸に入った所を聴かせてくれます。これには深くディレイが掛けられておりいい感じで演奏されているのですが、3月9日にも同曲は演奏されているのですが、この辺りのギタープレイの雰囲気が若干違うせいで仕上がり具合がガラッと変わってしまっているのが興味深いです。しかし残念ながらジム・ホッダーとジェフのコンビネーションは若干崩れ気味です。

3. Do It Again
 ドナルド・フェイゲンによるキーボードソロが延々と繰り広げられます。エンディングが非常に凝ったアレンジとなっています。
 
4. Any Major Dude Will Tell You
 ロイス・ジョーンズがリード・ボーカルを披露します。
  
5. King Of The World
 う〜ん、やはりこの曲もまとまりに欠けてます。バンド全体が演奏に集中出来ていないという印象を受けてしまうのですが、もったいないですね。

各曲のコメントは以下のページも参照して下さい。
1974.03.09 Sopwith Carmel, Glendale, CA
1974.03.10 UC Collage Radio Station Irvine, CA

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