World Tour
1974.03.10 Irvine CA

Place :
UC Collage Radio Station

Steely Dan :
Donald Fagen : vocals, keyboards
Walter Becker : bass
Jeff "Skunk" Baxter : guitar, vocals
Denny Dias : guitar, vocals
Jim Hudder : drums
Jeff Porcaro : drums

Support :
Royce Jones : percussion, vocals


1. Do It Again
2. Rikki Don't Lose That Number
3. Any Major Dude Will Tell You
4. King Of The World
5. Barrytown
6. My Old School
7. Pretzel Logic
8. Reelin' In The Years
9. This All Too Mobile Home


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Jeff's World

jeffs-world@pos.to

2000.11.21


 前日に行われたカーメル公演から連夜のショウとなりました。ステージの配置は左手前列からマイケル・マクドナルド、ロイス・ジョーンズ、ドナルド・フェイゲン、ジェフ・バクスター、デニー・ダイアス。後列にウォルター・ベッカー、ジム・ホッダー、ジェフが並びます。この頃からジェフ・バクスターって椅子に座って演奏してるんですね。ドゥビー・ブラザース時代のビデオとか見たときは随分変わったオッサンだな〜と感心していたのですが。

1. Do It Again
 まずジェフのパワーにぶっ飛ばされます。左チャンネルがジェフ、右がジム・ホッダーであると思うのですが、ジェフの音の大きさでジム・ホッダーの音が殆どかき消されてしまっています。この日はドラムのミキシングの問題上か、あまりきれい二つのドラム・セットが振り分けられておりません。ちょっとセンター気味になってしまっています。それでも聞こえてくるのは殆どジェフのプレイですが。

2. Rikki Don't Lose That Number
 曲のカウントを始めるところでジム・ホッダー(?)が一旦ストップをかけるが、直ぐに演奏開始。素晴らしい出来です。スタジオ盤で聞かれる短いイントロダクションは当然カットされておりますが、アコースティック・ギターパートはきちんと再現されています。ステージ写真から判断するとこれをプレイしているのはジェフ・バクスターのようです。とするとギターソロを弾いているのはデニー・ダイアスとなるわけですが。やりたい方向性はよくわかるのですがテクニカル的にそれが追いついていないという感じ。センスとしては好きですね。

3. Any Major Dude Will Tell You
 基本的にこの曲のリード・ボーカルはロイス・ジョーンズが担当のようです。ある意味捨て曲なんでしょうか。スティール・ギターはジェフ・バクスター。いい味を出しております。

4. King Of The World
 ツイン・ドラムががっちり噛み合ったイントロが開始、この曲からマイケル・マクドナルドのバッキング・ボーカルが目立ち始めます。

5. Barrytown
 個人的にはこの日の演奏では一番気に入っているのがこの"Barrytown"でしょうか。ジム・ホッダーとジェフの二人はパートをきちんと練り合わせているようで、聴いていて楽しめます。。サビの所でハイハットをスタジオ盤同様「チィー、チィー、チィー」ってオープン・クローズするプレイを入れているのですが、これも仲良く二人で順番に演奏していますね。

6. My Old School
 ライブではお馴染みの曲です。

7. Pretzel Logic
 緩いテンポのシャッフル・ソング。二人のドラマーは"Ghost Note"入れてような入れて無いような......やっぱり入れてるんでしょうねぇ。この日はマイケル・マクドナルドのリード・ボーカルもホンの少しだけフューチャーしています。

8. Reelin' In The Years
 ステージ的にはハイライトとなるわけですが、この日は二人のギターリストによるツイン・リードによるイントロが噛み合っていないようです。これはちょっと残念です。終盤になると大きくフューチャーされ始めるマイケル・マクドナルドですが、彼の声の通りの良さには驚かされます、ホントに。

9. This All Too Mobile Home
 スタジオ盤としては未発表の曲。再びマイケル・マクドナルドの嵐です。前曲との間がカットされているようなのではっきりとは分かりませんが、恐らくはこの曲はアンコールだと思います。曲のエンディングがフィイド・アウトしてしまっているのが残念。ここから大いに盛り上がる所なのにぃ。
 
 全体的に非常に演奏が丁寧で言うことなしのパフォーマンスです。この頃のライブをぜひ一度この目で見たかったと強く思わされます。

各曲のコメントは以下のページも参照して下さい。
1974.03.09 Sopwith Carmel, Glendale, CA
1974.03.20 Record Pland, Los Angeles, CA

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