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 これは日本で発売されたオリジナルのアナログ・レコード盤とそれに付随の帯です(注1)。年季モノなのでシミやら黄ばみが出てます。2005年には日本独自のDSDリマスター盤がリリースされましたが、その装丁はこのオリジナル・アナログ盤を模した紙ジャケ仕様が復刻されました(注2)
(注3) CDとなってリリースされた初期プレスだと思われます
 コチラはCDとなってリリースされた初期プレスだと思われます(注3)。帯の部分に表示されている定価に消費税の表記がなされていないのが確認できると思います。ちなみにライナーノーツはアナログ盤のものが流用されています。ところでアナログの初盤リリース後はCDがリリースされる迄の間に別帯バージョンってプレスされたのでしょうか? 情報をお持ちの方は教えてください。

 他にも複数の仕様があると思いますが、CD盤の赤帯のナイス・プライス・シリーズでは1996年にUSでリマスターされた音源(注4)が使用されています。このリマスタでかなり音質は向上されておりDSD盤と比較してもそれ程遜色はないように思います。
 初期のUS盤CDは日本でCD化された際に作成されたマスターを使用したのか、"record manufactured in Japan by CBS/Sony, Tokyo,Japan" と表記されています。

 というわけで基本的な音源はオリジナル・アナログ盤マスター、アナログ盤Master Soundマスター(日本制作)、オリジナルCD盤マスター(日本製作?)、CD盤US仕様のデジタル・リマスター、CD盤日本仕様のDSDマスターになるのかな。もしかしたら、その他の国で独自のリマスタリングをしているものがあるかもしれませんが、私には情報がありませんです。
 CD盤USリマスター仕様とCD盤DSDマスター仕様の違いですが、残念ながら私の再生環境ではそれ程の顕著な違いが感じられません。若干DSD盤の方が音圧がり、高音での抜けが良いかな〜という感じはしますが、明確な差ないんじゃないでしょうか。もっとも普段私が聞いているのはAACに変換したiPodでですから、本当の意味での評価には値しないかなと思いますが。違ってたらゴメンなさい。
 ついでにアナログ盤もひっぱり出して聞いてみたのですが、思ったより綺麗な音なんでビツクリ。私のアナログ・プレーヤーなんて1万円そこそこのオンボロ機種なんで、ちゃちな音しかしないわけですが。これを聞いたらもっとまともなプレーヤーで聞きたくなってしまいました。というわけで私の物欲のナンバーワンは只今アナログ・プレーヤーになってます。
(注5)アナログ盤のレーベルを復元したものです
(注6)ピクチャーディスクです
(注9)4曲入りのカラー・ビニール仕様のこんなディスクもありました
(注10)その中の一つがこのターン・バックでした
 DSDリマスタリング盤の紙ジャケ仕様は限定販売であり、現在は通常のプラケース仕様で入手できます。ちなみに紙ジャケ仕様のレーベル面はこんな風に、アナログ盤のレーベルを復元したものです(注5)
 これはプロモーション用に400枚だけ作成されたというピクチャーディスクです(注6)。これはちょっと変わり種です。プロモーション用なんだと思いますが、4曲入りのカラー・ビニール仕様のこんなディスクもありました(注9)。ちょっと可愛いでしょ。例によってケチンボな私は一度もこれをターン・テーブルに乗せたことがなくって、どんな音が出るのか分かりません。が、まっど〜う考えてもアルバムと同じミックスでしょうね(笑) 私はこれをeBayのオークションで手に入れたのですが、今でもゴロゴロ出品されていると思いますので興味のある方はチェックしてみてください。

 それから、このアルバムがちょうどリリースされた頃だと思うのですが、洋楽のLPレコードのジャケットを模したガムが販売されていたのを覚えている方はいませんか? 大きさは5センチ四方くらいで、中にはレコード盤を型どったピンク色のガムが封入されてました。他にもいろいろなアーティストのものがあったと記憶してますが、その中の一つがこのターン・バックでした(注10)。中身のガムは特に美味しいというものではありませんでしが、このジャケットに釣られて結構何枚も買ったんですよね。んで、ちょっと前まで大切に保存してたんですが、気が付いたら手元から消えてしまいました。う〜 残念。多分国内産品ではなくて、輸入菓子だったと思うのですが。まだ持っている方とかいますでしょうか?
 さぁて、ジェフのドラム・サウンドについてですが、このアルバムで特徴的なのはスネアーの音で、1980年ぐらいから頻繁に登場し始めた軽くて "パス" って鳴るヤツです。これは今までの厚みのある暖かいサウンドとはかなり違うものですね。なぜこういう音作りにしたかなどということは全く想像できないないのですが...時代的な要求だったりするのでしょうか。
 そしてタム類はジェフの申告通りだとするならば、ヤマハとラディックとなるわけです。スネアーについては他のセッションでも同種のモノを割と聞くことはできますが、この詰まったようなバス・ドラムの音は他のセッションでは聞くことができない、非常に興味深い鳴りをしているように聞こえます。多分(?) それが顕著に現れているのがタイトル曲でもある "Turn Back" であると思うのですが。この辺りのハードウェア類に関しては『Jeff talk about his drumset』でもうちょっと突っ込んでますので、コチラを参照して下さい ==>

 では、いつものように楽曲毎に思い浮かぶことをズラズラと行きます。で、私の書くテキストからは、いつも一番重要な器楽的なことに関しての部分が欠落しておりますので今回は Harriet さんにご協力をいただきまして、楽曲毎に詳細な解析を付けていだきました。というわけで今回はパワーアップ版で望みます!
(注1)アナログ・レコード盤とそれに付随の帯です
(注2)紙ジャケ仕様が復刻されました
 現在は音源はDSD仕様のプラケース盤が標準盤となっているようです。
(注3) CDとなってリリースされた初期プレスだと思われます
 TOTOのCDってなかなか登場しなかった記憶があるのですが、気のせい? アマゾンでは1990年10月25日ってなっていますね。私が初めて購入したCDは、
年頃に『David Bowie / Let's Dance』、『Power Station / Power Station』の2枚でした。アナログのレコードが2,800円位だっと思いますが、CDは3200円。高かっ! 偶然なのか2枚ともドラマーはトニー・トンプソンですね。
 最近この『Power Station / Power Station』のリミッテッド・エディション版を購入したんですが、付属のDVDに収録されているサタデー・ナイト・ライブでの演奏シーンはかっこエかった。マイムじゃなくてマジ演奏してくれてるし。ロバート・パーマーが渋い!
(注4) USでリマスターされた音源
 某TSUTAYA新宿店でレンタル可能。気になる方はチェックしてみて下さい。
(注7)これは8トラックのテープのようですね。こんなフォーマットでも発売されていたようです。
(注8)こちらはカセット版です。
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