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Music: David Foster, Jay Graydon, Bill Champlin
Lead Vocal: Tommy Funderburk, Bill Champlin
Guitars: Jay Graydon
Keyboards: David Foster
Bass: David Hungate
Drums: Jeff Porcaro
Backing Vocals: Bill Champlin, David Foster
Horn Arrenge: Jerry Hey, David Foster

(写真) グラミー・ウィナーの面々
 ご存知、泣く子も黙る(?) "After The Love Is Gone"。実はビル・チャンプリンのソロ・アルバム用に準備され、レコーディングまで完了していたそうですが、アース、ウィンド&ファイアーのモーリス・ホワイトがど〜うしてもこの曲を『黙示録』(注21)に収録したいと申し出をしたことで泣く々ビル・チャンプリンは『独身貴族』から外したという曰く付きの曲。でも結局はアースのテイクが大ヒット! グラミー賞(注22)にも輝いてしまいましたから、これはこれで良かったんじゃないっすかぁ ... の本家、本元バージョンがこちらです。

 それにしてもアレだ、"Bill, Earth, Wind & Fire wants to cut it. If they cut it, you can't" って、あまりにストレートなお言葉。鬼ぃ〜 本当にこんな風にズバっと言ったのかは分かりませんが、でもグレイドンなら言いそう。一方、ビルに面と向かってこの件を言えなかったデヴィッド・フォスターってのも相当なヘタレですが。
(写真) グラミー・レコード

 しかし、それにしてもアレだ、この曲もイイですね〜 楽曲、アレンジ、演奏、ミキシング... 全てのバランスが素敵です。そしてもちろんトミー・ファンダーバーグとビル・チャンプリンのヴォーカルも素晴らしい。このテキストの流れの中ではトミーに言及することが少ないんですが、何と言ってもジェイ・グレイドンのヴォーカルと共にトミーもこのバンドの看板ですからね。やっぱりエアプレイというと彼のハイ・トーンをイメージする人も多いんでしょうしね。

 歌詞の方は "young" とか "yesterday" とか出てきますが、どういう世代感で歌っているのかなぁ、まっ、過ぎ去ってしまった愛ってことなんでしょうが。最近は自分が歳を重ねたせいもあると思いますが、こういうバラード系の曲がとても新鮮で、感傷的に聞くことが出来るんです。それなりに歳を取ってみるもんですね(笑)

 ジェフは "One-Hand 16-Notes" でプレイ。やっぱりこういう曲はジェフに叩いてもらうとぐっとが締まります。ミドル・パート辺りから 何気なくすっとハイハットが入って来るわけですが、その瞬間に空気がフワンと膨らむような感じがしませんか? そんでもってサビへの入り口。一体どういうタイム感を持ってるとこんなに我慢出来るの?って言う位にタメ込んでますよね(勿論ミックス段階で、本来はカウントをとっていた音を消しているのでしょうが)。更にはそこからはエンディングに向かって、少しずつ、じわじわと首を締められるように追い詰められて、最後は一気に昇〜天! ふと気が付くとまた "Stranded" が鳴っていると ... こんなアホな聞き方してるのは私だけでしょうか(笑)

 極めつけはギター・ソロでのプレイでしょう。ここでの空気の膨らませ方が凄く好きなんです。変な例えかもしれませんが、ここに来るとジョン・ボーナム風ぅ〜と思って聞いてます。何がボーナム風なん?って突っ込まれると思いますが、いやでも真面目にそう思える位にどっしりと構えたリズムを聞かせてくれてると思ってます。
 それとこの曲でもフェイド・アウトの魔術師っぷりを発揮! ホーン・アレンジに呼応するかのようにアクセントを揃えてくれるのにまたまた痺れます。

 それとそれと、細かなことですが、1分50秒辺りで、バースとバースとを繋ぐ為にか、シンコペっぽくスネアを一発入れてますね、ジェフが良くやるやつ。これも痺れるんだなぁ〜 更にもっと細かいんですが、2回目のサビの途中、"How could you lead 〜" と歌う2分30秒位かな、そこだけ他の時とバスドラの入れ方が違いますね。こだわり過ぎだなこれは(笑) まぁ一つ一つ上げていくと切りがない位に私の琴戦に触れるんです。とにかくこの曲でのジェフは正に神プレイをしてますよ。

(注21) Earth, Wind & Fire/
I Am
(注22)グラミー賞
1979 Grammy Awards
Nominee Song Of The Year(ノミネート)
After The Love Has Gone / Earth Wind & Fire

Winner Best Rhythm And Blues Song(受賞)
After The Love Has Gone / Earth Wind & Fire

Best Instrumental Arrangement Accompanying Vocals (ノミネート)
After The Love Has Gone / Earth Wind & Fire

 ちなみに、同年のRecord of the Year は "What a Fool Believes / Doobie Brothers"
Album of the Year が "52nd Street / Billy Joel" ですね。
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