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Jeff talk about his drumset



1977 ?????Q


 「セッションに臨む時はその時々の状況に合わせてドラムを選ぶんだ。例えばジャクソン・ブラウンと演る時は彼のサウンドに合わせる為に大きなタムを使って、よりメロウな感じを出したりする。ボズ・スキャッグスの場合はよりオープンなサウンドを狙うため、カラっとした感じを出せるようにしたね。ただボズが "Lido Shuffle" のみたいなレッド・ツェペリン風の曲をやる時はより大きなドラム・セットを使うんだ。カムコのセットはライブで威力は発揮するようなセットだ、見た目もサウンドも最高にいいからね」。

 「スネア・ドラムはサイズ、年代、材質が違うものを沢山持ってるんだ。シンバルは4枚とハイ・ハット。シンバルはかつては親父のものだったものなんだよ。“このシンバルを借りていいかな”ってね。でもそれ以来、親父はそのシンバルを見てないと思うんだけど(笑)」。

「レコーディング・セッションでは主にラディックのDB-750を使ってるんだ。タムタム関係はね......ボトムヘッドも付けて。そいつは凄く薄く出来てて一番いい音がするんだ。そうだね、ヘッドは三日に一度は全部張り替えてる。チューニングはロー&ファットかな、レコーディングに最適化されるようにだ。それを緩めにチューニングしてるんだけど、激しいの数曲叩いたら、もうヘッドがいかれちゃって、それ以上はいい音で鳴ってくれないんだ。

 スネアにはレモのアンバサダー・シリーズを使ってる。クリアーなやつでブラック・ドットのないタイプのやつだよ。別のセットにはエヴァンスのヘッドを貼ってあるのもあるね、そいつはタイトにチューニングしてあるんだ」。

「スティックに関して言えば、重さは"5A"に近いけど、でもそれ程厚みはなくて、長さ的には若干短いものを使用してるんだ」。


「エレクトリック・ドラムは僕はかなりのセッションで使用したよ。実のところ僕はプロトタイプ・モデルを最初に目にすることの出来た一人なんだ。ジム・ケルトナー、ハル・ブレイン等はプロトタイプが出来上がって来た時にセッションでそいつを使ってた位だからね。今じゃ、もうみんな普通に使ってるけど。カーリーサイモンの "Nobody Does It Better" では僕もシンドラを使った。それからホール&オーツ、ボズ・スキャッグス、レオ・セイアーでもね」。



 近年リサ・ダルベロが、「ロジャー・リンがジェフの音を彼の画期的なマシンに取り込みたいと申し出たことがあった」と回顧しています。ただジェフはインタビューでこの件については否定しておりましたが......。

Carly Simon

Carly Simon _ Nobody Does It Better



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