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The Ark of the Covenant_誓約の箱
ドラム・トーク

 その日も、なにげなくメールを受信しました。

??「差出人:Chris? 題名:drum talk?」????
 何で外人さんからメールが来てるのか分らないまま「開封」を。
毎回の様に「私!英語ワッカッリマセ〜ン!」と言ってますが、最後の名前を見てビックリ!
いくらなんでも、これは分る!

「Chris Brady」!

偉大なる、Bradyの父。
"Solid Wood Snare"の製作者!本人からのメールでした。

<< 2001.11.14 : クリス発 >>
 「暖かいお言葉をありがとう。もっと早くあなたにコンタクトしなかったことを謝らなければなりません。ジェフも彼のスネアーを、長い間待たなければならなかった。これらの過程は急ぐ事が出来ないのです。これは生き物なので、成熟するのに約12ヶ月位はかかるのです。そうして、やっと良くなってくるのです。 時間がなかったので、あなたのドラムに最後の乾燥をかけられなかった。よって、まだ後12週間ぐらいは本物の音ではないでしょう。

 ボトム・エンドについては、チューニングは必要ないです。これのベスト・スポットは力一杯張ったボトム・ヘッドです。トップ・ヘッドもかなり高めにするべきです。あなたは、ここがベストだと聞いて分るでしょう。このタイプのスネアーは叩いている人に分るより、もっと豊かな木の響きを持っています。チューニングしたら2〜3メートル離れて聞いてみると良いでしょう、あなたが思う程に高い音はしない筈です。

 それはそうと、私はジェフに貰ったスティックを持っている筈なので、もし見つかったらあなたに差し上げます。あなたは(ジェフへの)忠誠と彼が与えているインスピレーションからして、これを受け取るにふさわしい。あなたの"little beast(かわいい、やんちゃ坊や)"が、どんなパフォーマンスをしているか、また知らせてください。

 Brady familyへようこそ」

 

 本当に驚きました!そして、何より嬉しかった! でも、まだ12週間(3ヶ月)必要だったのかぁ〜? と、思わず絶句(笑)

 そこで、クリスに敬意を表す意味で
 「家の子供は"little beast(かわいい、やんちゃ坊や)"じゃなく"little tomboy(かわいい、おてんば娘)"です!」と記したメールを出しました。それと、私を出来るだけ覚えてもらえる様に!

<< 2001.11.20 : よっさん発 >>
 「メールを本当にありがとうございました。 まさか、あなたから直接メールを頂くなんて! 何度も言いますが、あなた方Brady社の紳士で友好的な態度には驚かされます。私は、1982年に日本でのリハーサルでジェフに会って以来の長年のファンです。特に1998年〜1992年の(今となっては彼にとってはファイナルに近い)プレイが好きです。
 その頃のジェフのセッションを聞くとスネアーの音が今までに無いサウンド(タイトでありながら凄く温かみのある木の音)があることに気付きました。でもそれが何か分りませんでした。
 しかし、"Jeff's Solid Wood Snare"の存在を知り、あなた方とコンタクトを取って行くうちに「これだ!この音に違いない」と理解しました。 私はその時、長い間疑問に思っていた事がすべてクリアーされたように思いました。

 最後に、私の"可愛い、おてんば娘"は、いつも私の部屋に居て、夜は必ず私の膝の上で一緒にTVを見たり、CDを聞いたり楽しんでいます、そして、週末にはライブや練習に一緒に出かけています。
 クリス、あなたのメールが私の心に希望と勇気を与えてくれました」。

その日の内にメールが帰ってきました、

<< 2001.11.20 : クリス発 >>
 「お返事ありがとう。"可愛い、おてんば娘"が、あなたを私達のファミリーにしてくれている。
だから、私もいつもあなたのそばにいます。ジェフが私にくれたドラムスティックを送りましょうか? とても忙しいので、短くてすみません」。

 何度も言いますが、本当にあたたかい人達です。
しかも、ちゃんと"可愛い、おてんば娘"なんて返って来るし、ジェフが好みそうな会社です!
 確か以前インタビューで
「......契約したのは、ただ、いい感じだったから。でも、僕は殆どどんなドラムでも気分良く叩けるけどね......」
<Rhythm & Drum Magazine誌 No.3 (1983年7月号) P.102より〜>

 その記事がフッと頭をよぎりました。実際、もう少しジェフが生きていたらエンドースド契約していたのではないかと思います。

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