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The Ark of the Covenant_誓約の箱
レビュー

 私の手元に"Jeff's Solid Wood Snare"が届いてから3ヶ月が過ぎました。クリスが「後12週間の乾燥が必要」と言ったように、ここ最近になり除々に音抜けが良くなって来ました。

 最初にこのスネアーを手にして叩いた時は、イマイチの手応えでした。"13"スネアー"、"くり貫き胴"、"Jarrah Wood"、"オーダーメイド"、etc。 おまけに1年待たされたスネアー、と初めて尽くし! 期待大!!!でしたが、音抜け(湿っぽい)も悪ければ、チューニング・レンジもあまり広く無く、耳に突き刺さる様な硬いアタック音(リムショットなんてとんでもない!)。正直言って、「失敗した〜!」に、近い思いでした。
 が、しかし「買ったからには!」、「ジェフが特別に頼んだもの、何かある!」、「使えば良い音になる! 何しろくり貫きだし、時間掛かるよ!」の思いで、どこに行くにも持参して叩きに叩きました。
くり貫き
 すると、除々にではありますが本性が見え隠れしだしました。そこには正にドラムを演奏する上での私に対する『十戒』が秘められていました! というのも、とにかくスネアーに教えられるのです。
 「今日の調子は?」
 「無駄な力が入ってるよ!」
 「気持ちが入ってないよ!」
 「集中してないよ!」
 「元気ないよ!」
 「スティックのヘッドが走ってないよ!」
 「叩くフォームが良くないよ!」
 「おいおい、今日はどうしたの?」
 「楽しんでないよ!」etc...
といった具合で、話しかけてくるような気がします。そして、全てがクリアーされると私と一体となって歌ってくれます。でも、これは楽器を演奏される方には当たり前です! よね?

 スネアー自体に関して、私自身、今までに......
Ludwig 14"×6.5" スチール(スーパー・センシティブ)1981
Pearl 14"×8"  メイプル(フリー・フローティング)1987
Ludwig 14"×5"  ブロンズ(ブラック・ビューティー)1989
Ludwig 14"×5"  ブラス(ブラック・ビューティー)1990
Pearl 14"×6.5" メイプル(ワンピースメイプル)1995
Pearl 12"×7"  メイプル(ソプラノ)1995
dw   14"×6"  メイプル(コレクターズ・シリーズ)1998
等を所有、使用してきました。
 その中でも取り分け、この"Jeff's Solid Wood Snare"は異質なスネアーです。

 何分にも比較の対象となる一般的なスネアーを知らないので、独断と偏見の意見。しかも、ジェフ・マニア! それに表現しにくい音の説明である事は間違い無いでしょうが(笑)
まっ、面白半分真面目半分、てところで理解して下さい。

/. ### 音量 ###./
 13"という事もあり、さほど音量は無く、大きな会場、大きなドラム・セット、ライブとかには向かないようです。私みたいにPA関係の無いライブが殆どのアマチュアにはしんどいね。特にTOTOのコピーなどでゴーストを絡めるグルーヴなんかだとライブとかでは少しやりずらいです。でも、この件に関してはまだまだ鳴りきっていない事もあるのかもしれません。

 が、もう一つのオリジナル曲を中心に演奏をするバンドで使用すると、なんと!ことの他に心地良く、良い意味での威力を発揮します。

/. ### 音質 ###./
 私の所有する他のスネアーと大きく異なるところは、アタック時の音です! 力まずスティックのヘッドを走らせヒットすると、リムショットをしなくてもかなり"タイト"で"ソリッド"、それでいて"ウッドの暖か味"に加えて"粘り"のある音色がします。この"粘り"は他では味わえない音色で、これがJarrah Woodの持ち味ですね。気持ち良いですよ〜!

 叩いた瞬間のアタック時に、メイプルより硬くて粘りがある音色が最近は結構病みつきになりつつあります。ですが、クリスのメールにもあるようにとにかくハイピッチ・チューニング(クリスの言うようにかなりハイピッチでも高く聞こえ無いのは良いのですが)の為、叩き心地は無茶苦茶硬いです。叩き方が悪いと手首にかなりの負担を感じ、痛みが走る事しばしば(笑) それにもめげずに使い続けようと思っています。

 最後に推測でしかありませんが、ジェフはこのスネアーをスタジオのセッションのデジタル楽器(打ちこみ音楽)の中で使うつもりじゃなかったかと思います。勿論、ありとあらゆる場面(セッション等)でも考えていたかも知れませんが、間違っても、ライブ要員ではなかったのでは......。

 それにしても、ジェフが恋しい。

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