『ライブ・イン・パリス』のハイハットは何だったのだろう?

 さて、色々な物を参考に考察したり、実験をしてきました! 結局のところ、「『ライブ・イン・パリス』のハイハットは何だったのだろう?」 私なりの答えは…
 サイズは14" で、プロトタイプじゃないとするならばフォーミュラ 602 ヘビー・ハイハット辺りかなぁ…もしくは、プロトタイプならば602を模した14" ではないかと思いました。理由として、今回の私の手持ちのセッティング図や資料では、14" フォーミュラ 602 ヘビー・ハイハット (20" フォーミュラ 602 ミディアム・ルードも!)がよく登場してきた印象ですね。光り具合実験も、判別し辛く参考にはなり難いですが一応考慮してます。

記述やセッティング図をまとめると、下記の通りになります。
1982年  14" 2002 ヘビー・ハイハット
1983年  14" 2002 ヘビー・ハイハット
1986年  14" フォーミュラ 602 ハイハット
1986年  13" ジルジャンZ(トップ) + K(ボトム) (インタビュー)
1987年  14" フォーミュラ 602 ヘビー・ハイハット
1988年  14" フォーミュラ 602 ハイハット(『教則ビデオ』)
1989年  14" フォーミュラ 602 ヘビー・ハイハット
1991年  14" シグネチャー
悩ましいセッテイング図  13" ヘビー・ハイハット・シグネチャー

 13" に関して、今回、私の捜索では、インタビューで所有しているとの発言と、悩ましいセッティング図にしか出てきませんでしたので、実際のライブでの使用は無いかなぁ〜?

 ジェフ…フォーミュラ 602が好きだったんでしょうね、本来はスタジオ用のようにパイステのカタログにも書かれてますが、ライブでも構わず使ってるようでした…
 それと、最初のT氏のメールにあったエクストラ・ヘビー・ハイハットの件です。エクストラ・ヘビー・ハイハットは1984年のカタログからフォーミュラ 602にはあります。2002 エクストラ・ヘビー・ハイハットは手持ちの2008年カタログまで見ましたが、設定自体ありませんでした。カタログ上でも、フォーミュラ 602はスタジオ用、For RECORDINGとありますね。

 後は、興味のある方自身で、私の資料や写真を参考にしていただいても結構ですし、ご自分で資料発掘〜出土からの考察をされるもよし、サラーッと受け流すもよし、じっくり深みにハマるもよし…それぞれで、お楽しみくださいませ!





おまけ 1

TOTO初来日のセッティングにも組み込まれてましたね!
これもフォーミュラ 602です。




おまけ 2 Porcaro Blue

ある日、こんな記事を見つけました!

PORK PIE "USA Custom" Maple 8Ply 14" ×6" [Porcaro Blue Hi-Gloss]
メタリック系の、あのジェフ・ポーカロのカラー!
Pork Pie USA Custom / Porcaro Blue Hi-Gloss
イケベ楽器商品紹介のリンク


【お墨付きのUSA Customメイプル・シェルに、あの"ポーカロ・ブルー・ハイグロス" をフィニッシュした、美しく、価値ある一台!】

 非常にメイプルらしい乾いた広がりのあるサウンドと程よい中低音が魅力のポークパイ・ドラムス。繊細なレスポンスと明るい高域も持ち合わせているので、レコーディング等のマイク乗りが非常に良く、多くのスタジオミュージシャンが使用しています。
 フィニッシュは、カスタム・ドラム・ショップとして始まった、ポークパイの創始者であり現在のトップでもある、Bill Detamore (ビル・デッタモア)氏が、世界一のドラマーと言える、故ジェフ Porcaro (ジェフ・ポーカロ)のために考えフィニッシュした、その名の通りの、"ポーカロ・ブルー・ハイグロス" 。12段階の塗装の手順を踏んで、丁寧に仕上げられたブルーからパープル系のメタリック・ラッカー・フィニッシュで、実際、ジェフ・ポーカロのドラムセットにも、このカラーがフィニッシュされていたことは、ファンのみならずとも知ることだと思います。」

 そこで、ちょいと、ポークパイに問い合わせしていただける方を介して、直接、Billさんに聞いて頂きました。その回答がこれです。 

   はい、ジェフのセットのペイントをやりました。彼だか、マネージメントから、最後のツアーのセットのペイントをやってくれないかと電話があったんです。
 ジェフには何度か会いましたね。僕の家にも一度来ましたし、彼の家がとっても近かったので僕も行きましたよ。で、TOTOのリハでも会いました。カッコ良かったですねー。
 リハではTOTOがツアーの通しランスルーをやっている間一緒にいましたよ。最後の衣装リハに行った時はそのセットもありました。ジェフは僕を見つけてこれ以上ないほどのハグをしてくれて、どれだけ嬉しいかを話してくれました。シェルの内側も黒く塗装したので、セットはとにかく素晴らしかったですよ。
 僕は彼の家に行って支払いを受けました。その日はスティーヴィー・レイボーンが亡くなった日だったんですよね。ジェフはエリック・クラプトンのベーシストのことを心配していたのを覚えています。彼らは親しかったですからね。
 ジェフはいい人でした。とにかくジェントルマン、本当に言えることはそれだけですね。
 ところで、あのカラーはジェフがCDのスリーブのコピーを持ってきたことから僕らが思いついたんですが、そこにあった小さいサークル (円)の色を彼が気に入ってたんです。そこから始まったんですよね。彼のためにサンプルを保存していたゴミ箱が今も僕の家にありますよ。ふたにはそのカラーがついたままで、僕の人生の素晴らしい頃の思い出になっています。今ではドッグフードを入れてますけどね。餌をあげるたびにそのカラーを見てるんですよ。




おまけ 3 PAISTE1980年の価格表




 2002が安いという訳でもありませんが、いかに602、そしてサウンド・クリエーションが、当時、かなり高価だったか、この価格表をご覧になればお分かり頂けると思います。
 しかも、サウンド・クリエーションは、高価な上にダークだとかブライドとかショートやメロウと表記されてるので、叩くことが出来ない方々には、興味はあっても買うに買えない?買うには勇気がいるラインナップだったと納得していただけるかなぁ…?

 まだまだ、ジェフはそこここに居ますね! (笑)
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