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ジェフ・ポカーロ・シグネチャー・スティックの考察 by 孔雀さん
 おまけ(?)ですが、リットーミュージック社刊『ジェフ・ポーカロ ドラム奏法』の画像も頂戴しましたので紹介します。これは『ISOLATION』の頃に出版されていたジェフのドラム奏法に関する本ということです。

実は、管理人は数年前に某楽器店の中古楽譜書の中に紛れてコレが陳列されていたのを発見したのですが、あまりのお値段に手が出ませんでしたよ。まさにレア・アイテムですね〜
見つけたら即買いだぞ〜 --->
『ジェフ・ポーカロ ドラム奏法』
<孔>【画像4】は中身の奏法解説部とパールのスカレーット・ラッカーのジェフ・モデルの紹介部分です。
 <孔>セッティングの図(【画像5】)の中で、カウベルを、ハイ・ハットと10インチ・タムの間にセットした状態になっていることがお判りいただけますでしょうか? 実際にジェフがこういうセッティングでやっていたかどうか不明ですが、"99"、"St. George And The Dragon" をプレイするにあたって、バス・ドラムの上にセットするよりは手の横方向の移動量が少なく、演奏しやすいセッティングなのではないかと想像いたします。

The inventor of the nylon-tipped drumstick

 さて、REGALスティックの "by Calato"っていうロゴですが、ちょっと気になりましたのでドラム "ど" 素人の管理人がちょこっと調べてみました。幸いにもREGAL TIP社のサイト(http://www.regaltip.com/)にカラート氏の件が掲載されておます。ほんのさわりの部分だけですがその一部を紹介しますね。

 このカラート氏ですが、"The inventor of the nylon-tipped drumstick" と紹介されているということは、この方が木製のスティックの先端に別の素材のチップを取り付けるということを発明したのでしょうか? 彼は、元々は'50年代の中頃に地元のドラマーにスティックを作っていたとのことですが、時代の流れからライド・シンバルを多様するようになると、それ以前とは異なりチップを激しく消耗することに気が付いたそうです。カラート氏はそれを解消する為にチップをマニュキュアに浸すなどして磨耗をしのいでいたようですが、ある時、プラスティック製のドライバーをチップの型に削り出して整形し、それをスティックに取り付けたところカラート氏の望むものになったっそうです。

 その後いろいろな素材のものを試したところ現在使われているナイロン製のチップが一番フィットしたとのことですね。

と、ざっとこんな感じですが......管理人の英訳はだいぶ怪しいので話半分にしておいて下さい。 なお、このカラート氏の件は下記のリンクに掲載されておりますので興味がある方は参照して下さい。 http://www.regaltip.com/jcalato_interview.html


 情報をお寄せいただいた孔雀さん、本当にありがとうございました。なおJeff's Worldでは引き続きシグネチャー・スティックの考察を続けてまいりますので、皆さんからの情報をお待ちしております!