Session Works



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Produced by Nobuo Tsukada(JOWA)
Label : Continetal Records
Release : 1981
Records : CI-5

Side One
1. Misty Night (篠塚満由美・作詩/鈴木義之・作曲 編曲)
2. Hotel Life (篠塚満由美・作詩/鈴木義之・作曲 編曲)
3. Please Mr.D.J. (篠塚満由美・作詩/鈴木義之・作曲 編曲)
4. Mornig Kiss For You (篠塚満由美・作詩/鈴木義之・作曲 編曲)

Side Two
5. L.A.Lullaby (篠塚満由美・作詩/鈴木義之・作曲 編曲)
6. Everyday (篠塚満由美・作詩/鈴木義之・作曲 編曲)
7. North Wind (篠塚満由美・作詩/鈴木義之・作曲 編曲)
8. Lovely Pumps (篠塚満由美・作詩/鈴木義之・作曲 編曲)
9. Sunlight Serenade (篠塚満由美・作詩/鈴木義之・作曲 編曲)

Vocals, Vocoder, Backing Voclas: Yoshiyuki Suzuki
E. Guitars: Marty Walsh
F. Guitars: Fred Tackett
Piano: Jai Winding
Synthesizer : Shigeki Watanabe
Bass: David Hungate
Drums: Jeff Porcaro

Recorded at Sound LABS, L.A. California

name Email Address date

Jeff's World 2000.05.27

 最近はリイシューが盛んですが、さすがにこれはCD化されてないでしょうねぇ〜 私は新宿の某中古レコード店でやってた100円均一セールの段ボールの中から探し出しました。いつものように積み上げられた段ボールを漁っていると「何となく見覚えがあるジャケットだな〜」と思いジャケをひっくり返えすと、あったんですね、そこにジェフの微笑む写真が。おまけにデヴィッド・ハンゲイトも。もうこれだけで即買いしちゃいました。 サウンドですが、......正直この手のモノは私には無理です、楽しめませんです。元々作り手の方でも私のような趣味・趣向のリスナーなんて意識してないでしょうから、それは仕方ないと思います。楽曲についてはあくまで個人の趣向ですから脇に置いておいて(すいません)、ジェフのプレイは相変わらずカッコいいですね。全曲をジェフとデヴィッド・ハンゲイトのコンビで演奏しておりやして私の目的とするジェフ度数はかなりの上限値にまで達しております。この頃のセッションで一枚まるごとこの二人でやってるのって珍しいと思うんですけど、どうでしょうか? んで、結果的にこのレコーディングが行われた翌年にこの2人は袂を分けることになるので、そう考えながら聞くとちょっとしんみるする私はアホでしょうか(笑)

(1)Misty Night
一曲目からジェフが飛ばしまくってるアルバム中最もロックよりの曲。 ジェフは8ピートで、思いっきり'81年ライクなプレイをしてます。全体に音作りが非常にシンプルで、どの楽器も殆ど生音に近い感じがします。当時のジェフのドラム・サウンドをきれいに捕らえているのではないでしょうか。

(2)Hotel Life
ありがちなバラード、ジェフは8ビートでプレイ。 デヴィッド・ハンゲイトのベースラインが跳ねてるんですね。思わずニヤリとしていまいました。ジェフがシャッフル人間なのは周知のことだと思いますが、同じようにデヴィッド・ハンゲイトもそうなんでしょうね、きっと。だからこそあれだけ息の合ったプレイが出来るんだろうなぁ〜 それとどの曲もデヴィッド・ハンゲイトの音が大きめにミックスされているのでこの二人を研究されている方にはお勧めだと思います。

(3)Please Mr.D.J.
ビートルズをモチーフにした曲のようで、やたら「Wow Wow」とか「Yeah Yeah」を連発する義之氏でありました。ゴメン、この曲は駄目です。何故か聞いていると恥ずかしくなってしまって(^^; ジェフは普通に8ビートでプレイ。

(4)Mornig Kiss For You
バラードです。ジェフは8ビートでプレイ。

(5)L.A.Lullaby
これ聞くといつも中島みゆきを思い出してしまうんですが、何んででしょうね。別に似てる曲があるってわけじゃないんですが。メロディ・ラインが素敵な曲です。 ジェフは8ビートでプレイ。

(6)Everyday
ジェフの "ド、タン" で始まるアップ・テンポな曲。 ジェフは8ビートでプレイ。サビでジェフとデイブで小ネタを披露に思わずニンマリ。曲が突然終わってしまうようなアレンジで、もうひと捻り欲しいなぁ〜と思ってしまうのは余計なお世話?

(8)Lovely Pumps
カントリー調の曲です。ゴメン、この曲も駄目だわ。聞いてる私が照れます。女性のコーラスが入ってるんですがアレが駄目っす。ジェフは8ビートでプレイ。

(9) Sunlight Serenade
ホンキー・トンク調の小曲。ジェフはワイヤーブラシでプレイ。

《総評》
 鈴木義之というアーティストを全く知らないのですが、全体的にはいわゆる当時の "邦楽" っていう言葉でくくられるものかな。水越恵子の『I'm Fine』を違和感なく聴ける人にお勧めでしょうが、アレが駄目な人にはちょっと厳しいかもかもしれません。ただし、全曲デイブ&ジェフのリズム・セクションですから、二人のプレイを十分に堪能することが出来ます。コアなジェフ・マニア向け。

《入手状況》
ちゃんと調べてませんがかなり困難なのでは? 中古レコードを探すしかなさそうです。
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