Session Works

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Hall and Oates
Beauty on a Back Street

Produced by Christopher Bond
Label : RCA
Release : 1977
Records : R28P-1103

 2. Why Do Lovers Break Each Other's Heart?
 3. You Must Be Good for Something
 4. The Emptyness
 5. Love Hurts (Love Heals)
 6. Bigger Than Both of Us
 7. Bad Habits and Infections
 8. Winged Bull
 9. The Girl Who Used to Be

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   Mu


2004.08.14


Hall&Oatesを聴くきっかけになったアルバムです。
当事はセッション物を探すのが困難だったのですが、友人からの薦めで聴いたのがこのアルバムです。
Hall&Oatesのアルバムの中ではかなり地味なアルバムですが、今改めて聴き返しても随所にJeffの音が満載の思い出深いアルバムです。
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 B.


2004.08.05


はじめまして。最近こちらを見つけまして、大のジェフファンの一人として、とても嬉しく拝見させていただきました。

私自身ドラムをやっておりまして、歌モノのバックで演奏することが好きなものですから、歌入り曲のジェフのセッションワークにはとても興味を持ってきました。彼の実際のレコーディングにおいては、デモ音源もリハーサルもないような、スタジオで譜面一発録りの仕事もあったのかと思いますが、とにかくジェフの曲の解釈、アプローチ、実際のプレイ、どれもがジェフならではの見事さです。彼がなぜそのように演奏するのか、そのセンス(単にドラマーとしてよりも、音楽的な)にとても共感できるのです。

このサイトを見つけてから、私もあらためてジェフのプレイを聴きなおしてみました。その中でジェフ参加のお気に入りレコードを再発掘しましたので、あつかましいのですが、ぜひジェフファンの皆さんにお知らせしたくなりました。もしかしたら、この掲示板で過去にすでに触れてる方がいらっしゃるかもしれません。その場合はごめんなさい。

そのレコードは、'77年リリースのホール&オーツのBeauty On A Back Street(邦題:裏通りの魔女)というアルバムです。ドラムは全曲ジェフです。ベースにはリー・スクラーという渋めの組み合わせ。

このアルバムでの仕事は、ジェフ自身も特に記憶に残るものとしては挙げてなかったと思いますので、彼にしてみれば何てことない数多くのセッションのひとつに過ぎなかったのかもしれません。しかし、このアルバムでのプレイは、とてもセッションマンとしてのジェフの良さが堪能できる素晴らしいものです。ジェフとしては珍しく、低いピッチでスネアがチューニングされていますが、スタジオでそういう音を求められたのかもしれません。同時期のボズのアルバムでも聴かれる、例のピュンピュンするエレドラの音も出てきたりしてますが、演奏内容、グルーヴともに歌モノバックでのジェフらしい、彼ならではのドラムプレイが聴けます。全体にちょっとカッチリしすぎのきらいはあるのですが、これは曲に馴じんでいろいろトライしてゆくための時間がなかったせいかもしれませんね。割合少ないテイクでOK録りになっていったセッションだったのではないでしょうか。タイムキープにかなり集中してるなあという印象を受ける演奏なのですが、やはり随所に「らしさ」が滲み出てます。気持ちのよいシングルハンドでの16分ハットもばっちりですよ。

単にポップアルバムとしてもいい作品だと思いますので、機会があればぜひ聴いてみて下さい。
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