Session Works


Produced by Gary Katz, Ray Parker Jr.
Label : RCA
Release : 1983
Records :

track list
1. That's How You Start Over
2. Love Will Make It Right
3. You Do It
4. Pieces Of Ice
5. Let's Go Up
6. Love Or Loneliness
7. Up Front
8. Girls
入手状況
近年迄は廃盤扱いでしたが、2005年のダイアナ・ロスの来日記念としてリマスター盤が発売となり、現在は通常に入手出来るようです。

<たぁ> 2005.4.30

 RCA移籍後の第3作目として1983年に発表されたこのアルバムは、ゲイリー・カッツ(ex.Steely dan)とレイ・パーカーJr.によるプロデュースで、特に8曲中5曲を占めるゲイリーPRODUCE作品のカッコよさは半端じゃないデス。

 それもそのはず、マイケル・マクドナルド/ドナルド・フェイゲン/マーク・ジョーダン達が書き下ろしたナンバーに、ジェフ/ルーク/ペイチ/ラリー・カールトン/ジョー・ウォルシュ/グレッグ・フィリンゲンズ達のプレイが息を吹き込んでるんです! 特にアルバム冒頭を飾るM1「スタート・オーヴァー」は、作者M.マクドナルドのファンキーなピアノのイントロに始まり、そのまま彼がジェフの軽快なリズムと共に曲をグイグイ牽引していきます(「タッ、タ・タカ・トン」で入ってくるジェフに鳥肌必至です)。ルークのカッティング+単音によるリフも非常にファンキーで超ハマりです。 この1曲を聴くために入手しても十分な満足感を味わえると思います。 何より曲自体が素晴らしく(!)その上に演奏が最高なのですから♪

 他にも、トリッキーなリズムのM2、心地よいミドルテンポのM3、 弾み具合がストライク!なM5など、ジェフのPOPセンスの高さが存分に活かされていて、ゲイリー・カッツの起用に200%以上応えてマス。 レイには悪いですが、全曲ゲイリーに任せてほしかったと思うほどの仕上がりは、(Steely Dan方式に近く、時間かかり過ぎて無理だった?!) 文句の付けようがありませんネ。

 で、このアルバム、自分はアナログでしか持っておらず、過去に一応CD化されたものの、長らく廃盤状態でした。......が(!)ドラマガ今月号を読んでいたら突然思い出し、先ほどネット検索したら、2005/Feb/23に東芝EMIから来日記念盤としてめでたくCDリイシュー発売(TOCP-53433 税込¥1,850)されたのを知り、 思わず騒いでしまいマシタ。 RCA時代の作品ながら、EMIはよくぞ21世紀に復刻してくれたモノです。もし未体験の方がいらっしゃいましたら、ぜひとも聴いてみてクダサイ。 ジェフfanの視点のみならず、スティーリー・ダンやM.マクドナルドのfanの視点でもかなり楽しめますから、必ず!
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