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jacket

Produced by: produced By *****
Label : Sony
Release : 1990.8.21

track list

1. (If There Was) Any Other Way
2. If Love Is out of the Question
3. Where Does My Heart Beat Now
4. Last to Know
5. I'm Loving Every Moment With You
6. Love by Another Name
7. Unison
8. I Feel Too Much
9. If We Could Start Over
10. Have a Heart
album infomation

入手状況

2009年09月
 問題なく入手可能です(輸入盤のみ)。

ちゅうり 2009.09.25
 泣く子も黙るセリーヌ・ディオン。記念すべきアメリカ・デビュー作です。約半数のトラックをデヴィッド・フォスターがプロデュース。その中の1曲、"Have A Heart" というバラードにジェフが参加しているんですね。
 そもそも80年代中ごろからフォスターは以前に比べてジェフを起用しなくなりました。プロデュースするトラックは殆どマシンかジョン・ロビンソンでした。やはりフォスターはヒット・メイカーであり、80年代のヒット曲のサウンドの構図が無機質なドラム・マシンにあり、それに近く叩けるジョンロビやカルロス・ヴェガやジョン・キーンあたりが重宝されたという時代の事情もあったのですが、70年代後半の、フォスター印のアルバムには必ずジェフが参加している−という時代を知っているAORファンには何とももどかしい現象でありました。しかしここでは本当に久々にフォスターがジェフを起用。フォスターも何かのインタビューで「この曲にはジェフしかいないと思って久々に彼に来てもらったんだ。ものすごくいいプレイをしてくれたよ」と言っていましたが、まさにその通り。アルバムの最後を飾るこの曲でジェフは、セッション・ドラマーとしての役割を完璧にこなし、且つ自分のハンコをしっかりと捺してくる−というハイ・レベルな演奏を聞かせます。リズム・キープ時のスネアの後の拍を食ったバスドラや、ブレイク後のお得意6連符フィルインなど鳥肌モノのプレイが次々と飛び出して来ます。
 フォスター作品でのジェフの最後のプレイとしても貴重ですし、やがてはアメリカの伝説となるであろうセリーヌのアルバムにもジェフは参加していた−という事実が残された1曲として大変に意義のあるトラックだと言えるでしょう。
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