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Produced by: produced By THE BROTHERS JOHNSON For Brojay Productions
Label : A&M Records
Release : 1981
Records: AMP-28035
CD: D28Y3241
CD: SR117

track list

01.THE REAL THING (George Johnson, Louis Johnson)
Drums: John Robinson
Bass: Louis Johnson
Guitars: George Johnson, Louis Johnson
Keyboards: Greg Phillinganes
Percussion: Paulinho DaCosta
Hand Claps: Louis Johnson, George Johnson, Paulinho DaCosta
Sax Solo: Ernie Watts
Lead Vocal : George Johnson
Backing Vocals: Day Askey Burk
Horn Arrangement : Jerry Hey
String Arrangemen: Jerry Hey, George Johnson

02. DANCIN' FREE (Louis Johnson)
Drums: Jeffrey Porcaro
Bass: Louis Johnson Guitar; George Johnson
Keyboards : Greg Phillinganes, Louis Johnson
Percussion: Paulinho DaCosta
Lead Vocal: Ricky Heath
Background Vocals: Ricky Heath, Lynn Davis, Valerie Johnson
String & Horn Arrangemeats: David Diggs

03. SUNLIGHT
(George Johnson)
Drums: Gerald Brown
Bass: Louis Johnson
Accoustic Guitar: George Johnson
Keyboards: Jeff Lober
Synthesizer & solo : David Paich
Percussion: Paulinho DaCosta
Lead Vocal : George Johnson
Backing Vocals: Day Askey Burke, Yoland "Yo-Yo" Smith, George Johnson
Strinf & Horn Arrangement : Jerry Hey

04. TEASER (George Johnson)
Drums: Jeffrey Porcaro
Bass Louis Johnson
Guitars: George Johnson, Steve Lukather
Keyboards: David Paich
Synthesizers : Jeff Lorber
Percussion: Paulinho PaCosta
Hand Claps : George Johnson, Louis Johnson, Paulinho PaCosta
Lead Vocal : George Johnson
Background Vocals: Lalomlie Washburn, Day Askey, Burke, Valerie Johnson, Ricky Heath
Horn Arrangement: Jerry Hey

05. CAUGHT UP (Valerie Johnson, Louis Johnson)
Drums: Jeffrey Porcaro
Bass: Louis Johnson Guitar
Guitars: George Johnson
Keyboards : Greg Phillinganes, Louis Johnson, David Paich
Vocal: Valerie Johnson
String Arrangemeats: David Diggs

06. IN THE WAY (Steve Porcaro, Jeffrey Porcaro, David Paich)
Drums: Jeffrey Porcaro
Bass: Louis Johnson
Guitars: George Johnson
Guitar Solo: George Johnson
Keyboard: Steve Porcaro, David Paich
Synthesizers: Steve Porcaro
Percussion: Paulinho PaCosta
Vocals: George Johnson

07. I WANT YOU
(Louis Johnson)
Drums: Jeffrey Porcaro
Bass: Louis Johnson
Guitars: Steve Lukather, Louis Johnson
Guitar Solo: Steve Lukather
Keyboards; David Paich, Louis Johnson
Percussion: Paulinho DaCosta
Vocals: Louis Johnson, Valerie Johnson, George Johnson, Ricky Heath
String Arrangement: David Diggs

08. DO IT FOR LOVE
(George Johnson)
Drums: Jeffrey Porcaro
Bass: Geroge Johnson
Guitars: George Johnson
Keyboards: David Paich, Greg Phillinganes
Percussion: Paulinho DaCosta
Hand Claps : George Johnson, Dabbie Johnson, Day Askey Burke
Lead Vocal : George Johnson
Background Vocals: Day Askey, Burke, George Johnson
Horn Arrangement: Jerry Hey

09. HOT MAMA
(George Johnson, Louis Johnson)
Drums: Jeffrey Porcaro
Bass: Louis Johnson
Guitars: George lohnson, Louis Johnson, Steve Lukather
Guitar Solos: Steve Lukather, George Johnson
Acoustic Piano: David Paich
Bass Synthesizer: Louis Johnson
Cowbell: Paulinho DaCosta
Vocals: George Johnson, Louis Johnson

10. DAYDREAMER DREAM (Anne Herring)
Drums: Jeffrey Porcaro
Bass: Louis Johnson
Guitar: Louis Johnson
Acoustic Piano: Anne Herring
Lead Vocals: Valerie Johnson
Background Vocals: Ricky Heath, Day Askey Burke, Lynn Davis
String Arrangements: David Diggs
album infomation

Remastered by Taj for Surface Records
Distributed by www.funkytowngrooves.com/
入手状況

2008年10月
 復刻版が再リリースされました。輸入版が入手可能となりました。

たぁ 2008.10.31
『Brothers Johnson - Winners』の再発売に際して<たぁ>さんより熱いレポートを頂戴しましたので、ご本人の了解の元にここに転載させていただきます。
 ようやく現物を手にする事ができました…Brothers Johnson『Winners』UK復刻盤! 実はHMVのWebストアで購入の手配していたのですが、発売予定日とされていた10月25日になりカスタマーセンターからなんと「入荷遅延/見込みは1ヵ月程度先」なる連絡来まして、唖然としながら即刻キャンセルしたんです。この時点で、10月上旬/中旬発売としていたTOWERやdisk unionのサイトでは「在庫アリ」、つまりちゃんと入荷していただけに、呆れた次第デス。
 25日という発売日設定と併せて、HMVは情報入手と商品確保で遅れをとっていたのかもしれませんネ。で、そのTOWERやdisk unionのサイトにて購入手続きしようとも思ったのですが実行せず、28日火曜の仕事帰りに新宿でCDショップに立ち寄ってみたところ、TOWER新宿は在庫なく、Webでもちゃんとプッシュしていたdisk unionの新宿ソウル・ブルース館へ足を運んでみれば...階段下りた地下1階の店舗入り口にシッカリ陳列してあるあのジャケットを発見! WEB購入より有り難みあった気がシマス。
 手に取ってケースを裏返してみると、目立つサイズでインレイには "DIGITALLY REMASTERED" の文字が! 期待を一層膨らませながら帰宅して聴いたところ、非常に音のヌケもよく、特に管理人さん同様自分も当時溺愛した "In The Way"、"I Want You" のアナログB面冒頭2曲は半ば興奮状態で堪能してしまいマシタ。なんか「黒いハイドラ」とでも呼びたいんですよネ。この作品ってジェフのタイコ、ペイチのピアノ、スティーヴのシンセ、そしてルークのギターの音とフレーズにアルバム『ハイドラ』的な雰囲気を感じるモノがあります。  思うんですけど、両曲ともベースがハンゲイトだったら一体どんな風になるのかなって。一層ハマりそうな気がします。"In The Way" では "99" っぽいハンゲイト特有の "パコ♪" っていうスラップ(時代的にはチョッパーですネ〜)でも極上グルーヴになりそうですし、"I Want You" にはさらなる重さ/粘りが加わりそうな♪ その上で躍動するルークのギター・ソロ (そういえば、このソロにおける要所での左チャンネル・ディレイの残響音も今回のリマスターで一層鮮明になりましたネ)。もっともルイス・ジョンソンが弾かなきゃ彼らのアルバムじゃなくなっちゃいますもんネ。楽しい勝手な妄想デシタ。
 アートワークについても触れておきますと、ブックレットはさすがに両面カラーのペラ二つ折りなので、スペースの関係か、クレジットは曲ごとではなく、全参加ミュージシャンを楽器ごとに掲載しているのみです(惜) それでもレコーディング・スタッフのクレジットやスペシャル・サンクスの部分まで再掲載してますし、おまけに当時のダブル・ジャケットの見開きに掲載されていた写真群もちゃんと組み込まれていて、よく頑張ってマス。ちなみにAll Tracks Licensed by Louis Johnsonとクレジットがありますからキチンとルイスが版権等を管理していて、本盤復刻も本人関与の元で行なわれたのかなぁと思います。
 リマスターのクレジットは下記の通りです。
Remastered by Taj for Surface Records(今回のレーベル)
また、インレイ/ブックレットにはこうあります:
Distributed by www.funkytowngrooves.com/
サイト覗くとルイスのソロ復刻なんかも控えてるようなので本人と良好な人間関係を構築できてるようです。日本から急激な『Winners』買い付け殺到してたりして^^; 安定供給してほしいものデス。

 リマスターものが乱発されいる近年は過度な期待しないようになっていたのですが、ジェフの金モノとかの繊細なニュアンスやルイスのベースにシンクロする引き締まったバスドラがクリアに聴こえる今回のリマスターは思わぬ収穫で、自分としては購入して良かったと思える突然の復刻盤デシタ。

 それにしても "In The Way"、"I Want You" の流れは今改めて聴き込んでも惹き込まれますネ〜
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管理人@Jeff's World 2000.06.11
 TOTOのメンバーによる大幅なバックアップを受けたことで話題を呼んだ1981年リリースの『ウィナーズ』。ライナー・ノーツによれば、デビュー以来プロデュースを努めてきたクインシー・ジョーンズが多忙を極めていたことからセルフ・プロデュースすることとなり、かつてからロック志向のサウンドに興味を持っていた彼らはこの機会にとTOTOのメンバーをレコーディングに迎え入れることとしました。さてそのサウンドはと言えば、全体的にファンク風味のロック色が臭うブラコンとでも言ったらいいのか...? ダンサンブルなものを求めていた従来からのファンにとってはちょっと疑問符がつくような仕上がりかもしれません。が、しかし、私のようなジェフ・マニアやTOTOウォッチャーな方達にとっては、その印象は一枚も二枚も違って聞こえるはずです。

 ジェフの登場は (2)Dancin' Free Tonight からとなります。(1)Real Thing を叩いているジョン・ロビンソンとは明らかにノリが違いますね。ジョン・ロビンソンの叩くドラムは本当にファンキーというかダンス向けのあっさりした感じに聞こえますが、ジェフが叩く曲ではブラザース・ジョンソンの二人が意図したロック・フィーリングが上手いことグルーヴに出ているのではないでしょうか? いかがなもんでしょう。確かにジョン・ロビンソンも超売れっ子のセッション・ドラマーであり、私もかつては彼の参加したアルバムをよく聴いてものですが、こうしてジェフと比較してしまうと、普通のドラマーに聞こえてしまうから不思議です。この曲のミドルではルイス・ジョンソンの弾くサンダー・ベースが唸なりを上げてますが、お上品というかちょっと中途半端に聞こえてしまいます。生でこの演奏を聴いたなら凄い迫力なんでしょうがもう少しメロディックに弾いて欲しかった。昔レーザーディスクでジョージ・デュークのライブが発売されていたのですが、その中でルイス・ジョンソンのベース・ソロがありました。途中で弦が切れてしまうのですが、その後も彼はまさに野人のごとくソロを弾き続けて、最後には残りの弦も全て自分の手でひきちぎってしまうというとんでもない荒技を見せてくれた姿が今も脳裏に焼き付いています(笑) あんな感じで弾くソロをもっと聴いてみたいですね...この曲とは全く関係ありませんが。それから(1)Real Thing のルイス・ジョンソンは2フィンガーでプレイしてるんでしょうか、グルーヴ感が凄いです。(4)Teaserで再びジェフの登場となり、以降全ての曲はジェフによるものです。この曲ではデビッド・ペイチ、スティーブ・ルカサーも参加しています。左チャンネルから聞こえる単音バッキングは音の太さから判断してスティーブ・ルカサー? ジェフはバスドラをベースラインに上手いこと合わせています、このプレイはホントにジェフならではですね。エンディングのフェイド・アウトして行く寸前ではハイハットワークがオーバーダブされています。
 (5)Caught Up はルイス、ヴァレリー夫妻による作品...プリンス風のホーンアレンジが光ります。レコードではB面トップとなっていた(6)In The Way。ここからTOTOチームの本領発揮だと言わんばかりのデビッド・ペイチ風キーボード・フレーズがフェイドインし、ジェフが "ダ_とん_た"... と飛び込んで来るという最高にカッコイイ部分です。曲はジェフ、デビッド・ペイチ、スティーヴ・ポーカロの3人ペンになります。全編でダブルストローク風ハイハット・ワークがかなり大きくミックスされていますが、この部分はオーバーダビングによるものか? よく聴くとおかずが入っているところもこのハイハットが鳴り続けている部分があるように聞こえるのですが、私の耳の錯覚でしょうか? (7)I Want YOU いつもこの曲を聴く度に思うのは、ジェフとルイス・ジョンソンによる完璧(!) なリズム・セクションはバンドではなくあくまでこのセッションだけのユニットであるということ。それでもこれだけの凄まじい演奏が出来てしまうんですね。このグルーヴ感や圧倒的な迫力を出すのにどれだけ位の時間をかけてレコーディングしているのか。普通は実際のレコーディングに入る前にデモテープとかも貰うんでしょうが、その他にリハーサルとかもやるもんなんでしょうかねぇ。この二人の顔合わせがこれより以前にもあったのかどうか分かりませんが、それにしても凄すぎます。イントロでのジェフの脳に突き刺さるような力強いスネアから始まり、そして曲が進むにつれてドラムは荒々しさが増して行き、ミドルのスティーブ・ルカサーによるギターソロで最高潮の盛り上がりを見せるわけです、私にとってはもう言うことのない完璧な曲です。スティーブ・ルカサーもこの時期の典型的なサウンド&スタイルを踏襲しておりまして、まさに感激の一語です。ルイス・ジョンソンのチョーパーベースもシンプルなベースラインではありますが、非常に力強くカッコイイのです。エンディングのフェイド・アウトが意外と早く来てしまうのが残念!! もっと聴いていたいです。
 「ドラマーの中ではジェフ・ポーカロが一番好きだ」と言い放ったルイス・ジョンソンですが、そのジェフのドラムが一番光ったのは (7)I Want Youよりもこのジョージ・ジョンソンのペンによる(8)Do It For Love の方かなという気もします。ジョージ・ジョンソンによるチョッパーとギターのカッティングとのユニゾンという一人舞台で曲は始まりますが、ジェフはハイハットとバスドラを上手く組み合わせることで対抗しており、そして曲中も単にリズムを刻むというよりも...何て表現すればいいのか...果敢に攻めるスタイルとでも言うのでしょうか、そんな感じで曲をグルーヴさせています。
 そして本アルバム中、最もロックっぽい仕上がりになっている(9) Hot Mama ではジョージ、ルイス・ジョン、スティーブ・ルカサーの3人によるギターの競演が聴けます。一番図太いサウンドがスティーブ・ルカサーでしょう。ジェフが嬉々とした表情でドラムを叩く姿が浮かんでくるような曲です。(10)Daydreamer Dream ではミュージカル風ドラミングとでも言うのか、とにかくジェフはメロディーラインにドラムを合わせるスタイルを取っています。

 というわけで全10曲中8曲にジェフは参加しており、他のセッション・アルバムとは違いジェフがかなり大きくフューチャーされている曲もあり、ジェフ・マニアにはマスト・アイテムと言って過言ではないでしょう。(6)In The Way 〜 (7)I Want You 〜 (8)Do It For Love の3曲の流れは圧巻です。読んでいただいたようにかなり個人的な思い入れの多いアルバムなのでちょっと良く書き過ぎているきらいもあるかもしれませんが、ぜひ一枚入手されることをお勧めします。

 なお本アルバム発売リリース時のオリジナルのライナー・ノーツにはブラザース・ジョンソン二人による各曲の解説を含むインタビューが掲載されていましたが、残念なことにCD化の際、新しく作りなおされたライナー・ノーツからは削除されています。
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