これは『JT スーパー・プロデューサーズ '94 − ライブ・イン・ジャパン』というイベントでデヴィッド・フォスターがライブを行った時のもので、そこにゲスト(?) という形でジェイ・グレイドンが参加しており、な・な・なんと "Nothin' You Can Do About It" を演奏してくれてたのです。そうなんです、日本の舞台でデヴィッド・フォスターとジェイ・グレイドンの黄金コンビが一瞬ではありますが、復活したのです!(注1) 勿論ジェイ・グレイドンによる個人プロジェクトでのライブでもエアプレイの楽曲は演奏をしてはいますが、やはりエアプレイというのはデヴィッド・フォスターとジェイ・グレイドンが揃って初めて成り立つのであって、いくらトミーが歌ってくれてもそれだけでは、ちょっと違うぞと。特にこの "Nothin' You Can Do About It" はピアノがメインのリズム・リフを刻むという役を担っており、そのパートをフォスターが弾くのと、別の人が弾くのとでは多いに違ってくるのです〜
と、ここまで読んで薄々はお気付きのこととは思いますが、残念ながら私はこのライブは私は見に行ってませんし、その存在すら知りませんでした(^^; ちょうどこの'94年頃の私って音楽とは別のものに興味が完全に行ってしまっていたので ... あんまり音楽の深追いとかしてなかったんですよね(^^;
しかし今や、こんなヘタレな私にとっても最高の情報源がYouTubeなのです! そうです、今ならもれなくこの時のライブ映像がYouTubeで鑑賞することができるんです! いや〜これって本当にビックリなことですよ(笑) もしまだご覧になられていない方がいらっしゃいましたら、ぜひチェックしていただきたいです。
David Foster (vo, key)
Jay Graydon (vo, g)
Warren Wiebe (vo)
Horn Section-Jerry Hey, Larry Williams, Bill Reichenbach, Gary Grant
Chester Thompson (ds)
Lee Sklar (b)
(注4) 何と言ってもメンバーが凄いのです
それともう一つ、これもエアプレイではないのですが、むふふ ... な映像をお宝サイトで見つけました。タイトルは "Bill Champlin & Friends- After The Love Has Gone (1983)(注3)" となっていますが、(鼻息を荒くして)これぞ元祖エアプレイと言っても過言ではないでしょう! 何と言ってもメンバーが凄いのです(注4)。ビル・チャンプリン、デヴィッド・フォスター、ジェイ・グレイドン、トミー・ファンダーバーグ、フリー・ウェイビル。ドラムのおじさんは誰なんでしょう? マイク・ベアードなのかな? それと私は顔からの判別が付かないのですが、どうやらビル・チャンプリンの横に立つ女性が彼の奥様であるタマラ・チャンプリンだそうです。それと司会のおじさんですが、トミーのことをいじったり、フォスターのプロデュース業を紹介したりと電波を飛ばしまくっていますが、この人は後にヒット・ドラマ『愉快なシーバー家』で父親役を演じることになるアラン・シックだそうです。
で、なんでこのおじさんが音楽番組の司会をやっているのかが甚だ不思議なんですが、ビデオの最後にインポーズされる"Thicke of the Night"の文字を頼りに調べてみると、なんとこの番組自体がアラン・シックがホストを務める『Thicke of the Night』(注5)というトーク・ショウーなんですね。番組のホストを務めるくらいですから、アラン・シックという人も著名人なのか? で、ここで驚愕の新事実が! なんと驚いたことにデヴィッド・フォスターとジェイ・グレイドンはこの番組にレギュラー出演してたらしいです。そんな関係からか、冒頭のインタビューでアラン・シックがこの番組のテーマ・ソングを一緒に作ったと豪語してますね(注6)。
それから、動画というわけではないのですが、2006年にジェイ・グレイドンが過去の資産を総ざらいする『Past To Present-The 70s』(注7)というアルバムをリリースしました。この中に"Should We Carry On"、"She Waits For Me"のデモテイクが収録されております。このアルバムの詳細については別の機会にしますが、いや、ほんと今の時代は恐ろしいですね。まさか"Should We Carry On"のデモが聞けるようになるとは。ちなみにいずれの曲もドラムはジェフではありませんでした(^^;