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 動くエアプレイ? エアプレイの存在を知り、愛聴し始めて優に25年以上の年月が過ぎてきたわけですが、今の今までエアプレイの映像ということについては全く想像したことがありませんでした。というか始めっからそんなモノがあるわけがけないと固く信じてましたよ。まっ実際にそういうものは存在してないわけですが ... ですよね(^^; しかし、インターネットが発達した今日、世界中に散在しているいろいろな情報を容易に取得しやすくなったことも確かで、今まで不可能であろうと諦めていたことも、中には可能となったりするものです! ちょっと大袈裟ですね(^^; そうです、厳密に言うとエアプレイではないのですが、殆どエアプレイと言って過言ではないという映像の存在を確認することができました。残念ながらこれらにジェフは出演はしていないのですが、重要な関連情報として紹介させてください。

 上記でインターネット云々と書いてみましたが、普通にエアプレイのファンであり続けている方にとってはもうお約束の映像だと思うのですが、私のようにいい加減なファンにとりましては全くの衝撃映像の発見となりました(笑)
(注1) デヴィッド・フォスターとジェイ・グレイドンの黄金コンビが一瞬ではありますが、復活したのです!
 これは『JT スーパー・プロデューサーズ '94 − ライブ・イン・ジャパン』というイベントでデヴィッド・フォスターがライブを行った時のもので、そこにゲスト(?) という形でジェイ・グレイドンが参加しており、な・な・なんと "Nothin' You Can Do About It" を演奏してくれてたのです。そうなんです、日本の舞台でデヴィッド・フォスターとジェイ・グレイドンの黄金コンビが一瞬ではありますが、復活したのです!(注1) 勿論ジェイ・グレイドンによる個人プロジェクトでのライブでもエアプレイの楽曲は演奏をしてはいますが、やはりエアプレイというのはデヴィッド・フォスターとジェイ・グレイドンが揃って初めて成り立つのであって、いくらトミーが歌ってくれてもそれだけでは、ちょっと違うぞと。特にこの "Nothin' You Can Do About It" はピアノがメインのリズム・リフを刻むという役を担っており、そのパートをフォスターが弾くのと、別の人が弾くのとでは多いに違ってくるのです〜
 と、ここまで読んで薄々はお気付きのこととは思いますが、残念ながら私はこのライブは私は見に行ってませんし、その存在すら知りませんでした(^^; ちょうどこの'94年頃の私って音楽とは別のものに興味が完全に行ってしまっていたので ... あんまり音楽の深追いとかしてなかったんですよね(^^;
 しかし今や、こんなヘタレな私にとっても最高の情報源がYouTubeなのです! そうです、今ならもれなくこの時のライブ映像がYouTubeで鑑賞することができるんです! いや〜これって本当にビックリなことですよ(笑) もしまだご覧になられていない方がいらっしゃいましたら、ぜひチェックしていただきたいです。

(注1) デヴィッド・フォスターとジェイ・グレイドンの黄金コンビが一瞬ではありますが、復活したのです!
お馴染みのネタ元YouTubeムービー
David Foster live in Japan 4
いつ消されるか分かりませんのでお早めにチェックを!


 この映像のマスターは'94年当時にテレビ放送されたものだと思いますので、画質・音質ともに最高の状態です。映像を見る前はジェイ・グレイドンのボーカルがちょっと不安だったのですが、これを見る限りではグレイドンのボーカルって全然ライブでもオッケーですよね。このビデオをアップした人はグレイドンのボーカルはリップ・シンクでは? ってコメントしてますが、私的には実際に歌ってるように思えますし、じゃなきゃ無理でしょ、この桧舞台じゃ。残念ながらドラムはジェフはないのですが良いノリを出していると思いますし、フォスターの弾くピアノもドンズバそのもののノリです。ライブでこれだけエアプレイの楽曲を再現できているなんてかなりの感動もんです。ただ、当然それなりのお金も掛けているステージだと思います。分厚いコーラス隊、ホーン・セクションもシンセでなくて本物のブラス隊ですし、グランド・ピアノもあり ...。ここまで揃えて初めて完璧な再現が可能となってるんですね(注2)
 それと私はフォスターもそうなんですが、ライブでのグレイドンの様子を初めて見たわけですが、ヤツのこの軽いノリは一体何なんだぁ〜 地響きと共にジェイ・グレイドンのイメージが崩れていく瞬間でもありました。もっと強面で演奏するものだと勝手に想像してましたので(^^; あと注目のギター・ソロもレコードのまんまの変体フレーズを連発してますが、残念ながら中盤でのライト・ハンドを使っているフレーズは適当に弾いちゃってますね。なんでだろう? わざわざあそこまで再現してくれてるのになぁ ...。単にミスったのかしら、それともビビッてライトハンドを避けたのか(爆) ちなみにですが、このライブでジェイ・グレイドンが着ている衣装は単なるTシャツにも見えますが、きっとこれってご本人にはこだわりの一着なんですよ。というのも彼のギター教則ビデオで着ているものと全く同じですから。これって一応こだわりの衣装だったりするのでしょうね〜(笑) しかし、こういう演奏を見せ付けられてしまうと、どうしてもあの頃('80年)に一度でも良いからライブをやっておいて欲しかったと、ついつい溜息が出てしまいますね。








(注2) ここまで揃えて初めて完璧な再現が可能となってるんですね
David Foster (vo, key)
Jay Graydon (vo, g)
Warren Wiebe (vo)
Horn Section-Jerry Hey, Larry Williams, Bill Reichenbach, Gary Grant
Chester Thompson (ds)
Lee Sklar (b)

(注4) 何と言ってもメンバーが凄いのです
 それともう一つ、これもエアプレイではないのですが、むふふ ... な映像をお宝サイトで見つけました。タイトルは "Bill Champlin & Friends- After The Love Has Gone (1983)(注3)" となっていますが、(鼻息を荒くして)これぞ元祖エアプレイと言っても過言ではないでしょう! 何と言ってもメンバーが凄いのです(注4)。ビル・チャンプリン、デヴィッド・フォスター、ジェイ・グレイドン、トミー・ファンダーバーグ、フリー・ウェイビル。ドラムのおじさんは誰なんでしょう? マイク・ベアードなのかな? それと私は顔からの判別が付かないのですが、どうやらビル・チャンプリンの横に立つ女性が彼の奥様であるタマラ・チャンプリンだそうです。それと司会のおじさんですが、トミーのことをいじったり、フォスターのプロデュース業を紹介したりと電波を飛ばしまくっていますが、この人は後にヒット・ドラマ『愉快なシーバー家』で父親役を演じることになるアラン・シックだそうです。
 で、なんでこのおじさんが音楽番組の司会をやっているのかが甚だ不思議なんですが、ビデオの最後にインポーズされる"Thicke of the Night"の文字を頼りに調べてみると、なんとこの番組自体がアラン・シックがホストを務める『Thicke of the Night』(注5)というトーク・ショウーなんですね。番組のホストを務めるくらいですから、アラン・シックという人も著名人なのか? で、ここで驚愕の新事実が! なんと驚いたことにデヴィッド・フォスターとジェイ・グレイドンはこの番組にレギュラー出演してたらしいです。そんな関係からか、冒頭のインタビューでアラン・シックがこの番組のテーマ・ソングを一緒に作ったと豪語してますね(注6)

 ハイ! で、フォスター、グレイドン、ファンダーバーグと完全なエアプレイの3人が揃っているという点で、上記の映像も奇跡ですが、こっちはもっと奇跡度数がかなり高いですね。しかもこちらもマイムじゃなくてちゃんと生で演奏しているところが凄いです。リード・ボーカルをファンダーバーグから引き継ぐ形で2番からチャンプリンがメインで歌い切るのを考えると、タイトル通りに、チャンプリンが注目の人ということで番組のゲストとして呼ばれていたのかもしれません。シカゴの大躍進の立役者的に紹介されてるっぽいですし。
 演奏の方はフォスターが弾くピアノのイントロがさらりと聞こえて曲が始まりますが、これがまたカッコいい。これだけでも十分に美味しいんですが、その後に続くファンダーバーグとチャンプリンの歌声にうっとりです。一方でジェイ・グレイドンの弾くギターは残念ながら全編に渡り全く聞こえて来ません。ドラムとかはっきりと音が拾えているというのに、これは許せない! どうやらギターソロも弾かずに完全にバッキングに終始しているようです。いずれにしてもこのビデオは凄いですね。アップしてくれた方に感謝します。

(注3) Bill Champlin & Friends- After The Love Has Gone
"Has" になってるんですが、ちゃんと"Is"って歌ってますから、ご安心を!


(注4)何と言ってもメンバーが凄いのです
豪華絢爛のこの面子。左からフリー・ウェイビル、トミー・ファンダーバーグ、アラン・シック、デヴィッド・フォスター、ジェイ・グレイドン、ビル・チャンプリン、女性コーラス?、タマラ・チャンプリン



(注5)Thicke of the Night
TV-Series (1983-1984)




(注6)この番組のテーマ・ソングを一緒に作ったと豪語してますね
Makin' Love(In The Thicke Of The Night)
Jay Graydon-David Foster-Bill Champlin-Alan Thicke

 しかし、もしこの二人が本当にこのレギュラー出演してたなら他にも映像があるってことですよね? こう考えると'80当時のアメリカではこういうお宝番組がざくざくあったのかしら? 例えばビル・チャンプリンのスタジオ・ライブではスティーブ・ルカサーがバックで弾いたりしてますし、ジェフだってルイス・ジョンソンと一緒にマイケル・マクドナルドのバックで出演してたりしてますから。探せば他にも沢山お宝映像が見つかる可能性は大なはずです。行けるものならあの頃にアメリカに行きたいな〜

 それから、動画というわけではないのですが、2006年にジェイ・グレイドンが過去の資産を総ざらいする『Past To Present-The 70s』(注7)というアルバムをリリースしました。この中に"Should We Carry On"、"She Waits For Me"のデモテイクが収録されております。このアルバムの詳細については別の機会にしますが、いや、ほんと今の時代は恐ろしいですね。まさか"Should We Carry On"のデモが聞けるようになるとは。ちなみにいずれの曲もドラムはジェフではありませんでした(^^;

 というわけで、まだこの映像を見てないアナタ! 削除される前に今すぐにチェックしておきましょう。




(注7) Jay Graydon / Past To Present-The '70s
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