「やった〜、ついにラックが来た〜!
重いなぁ。ツーバス用だからかなぁ?(ツーバス用のDR-2を購入)
いや、シングルバス用とはフロント・バーの長さが違うだけだから、ラック自体重いんだろうな」

〜 そういうことだ、すべてのスタンドの脚をまとめたようなものだからな、一本一本運ぶか? まとめて運ぶか? とでも思えばいいのではないかなっ・・・ 〜
■口 現在もよっさんが所持しているドラムラック、DR-2。DR-1(シングルバスドラム用)とDR-2(ツインバスドラム用)の違いは単純にフロントバーの長さのみ。DR-1=700H×1360W×1200Dに対し、DR-2=700H×1660W×1200Dとなっている。


(1) 金色のプレートに黒文字。デザイン者がJeffの名前だけになってます。写真でも、少し分かると思いますが、印刷じゃなく、型押ししたような感じで、文字に凹凸があります。
(2) 収納は写真の様に脚を折りたたむだけなので、持ち運びが、かなり大変です。
(3) ツーバス用だからか、出し入れだけでも、狭いスペースでのとり回しによるものか? 他のラックと比べると非常に重たい感じがしました。
(4) パイプクランプ等の付属品を付けていない状態でもかなりの重量です。
(5) 初期のパイプクランプ(PC-1)分解図。位置の変更は左右にスライドすることでできますが、外側を内側に変える場合は、その都度ボルトを外さないとならないので、なかなか大変でしたね。
(6) パイプクランプをセットした状態。左が通常の外側にカバーが向いている図。右はセッティングの都合でやむなく内側にした図。カバーがなく、ボルトが見えて、あまりカッコ良くありませんよね。
(7) フロントバー部分と脚部のコーナーアングル。分かりやすく、ウイングナットの無い状態です。この脚側にあるボルトが空回りして、苦労しました!
(8) ウイングナットをつけて、脚を立てる寸前の状態です。上のコーナーアングルにある凹みにナットがはまり込み、締めつける仕組みですね。
(9) バー部分と脚を組立てたところ。
(10) ウイングナットをねじ込んで出来上がり!なのですが、ボルトが空回り・・・。
(11) ウイングナットとボルトの反対側に穴が見えると思います、その中は写真(12)へ
(12) 穴を照らすと、六角頭ボルトになっているのが分かると思います。要は、六角頭ボルトをねじ込んでいるだけ!なので、外のウイングナットを締めると、ボルトが抜け方向に回ることになってしまったんですね。空回りしだすと、この穴に小指を入れて、空回りした分を戻し、固定した状態でウイングナットを締めていました。



 しかし、重いし、長いので、運搬移動や取り回しが大変そう。せめて、この折りたたみ式角脚が脱着式にでもなれば、軽くなるんじゃないかなぁ?  どこかネジを外して、簡単に脚を取り外せないかな?
 でも、外せば、脚を一本一本取り付けとなると、セッティングのスムーズさが失われ、逆に組み立てが面倒になるかなぁ? 
出来たとしても、この長さと重さだと一人で脚の脱着は無理だろうな・・・ 

 さておき、念願のGX(タム、10"・12"・13")をセッティング!





左上より、(1) ジェフというよりも、まるでST氏のセッティング(12"と13"の間に8"のタムをセット)ですよね!(苦笑) まだまだ、何をどうセッティングしたらいいのか分からず試行錯誤していたのと、とにかく、派手派手に飾り付けたかったのとで(苦笑)、ジェフというよりツーバス用DRー2を使用していたST氏を参考にしてました。それと、タムホルダーやシンバルホルダーは、ラック到着と同時にセットしたかったので、とりあえず寸足らずになると使い物にならないとの思いから、ショートじゃなくロングばかりを闇雲に購入。ところが、それが仇になり、このようなヘンテコなセッティングになってます。
 シンバルホルダーは、元々の高さを決めるときに、あまりパイプクランプ PCー1へ差し込みすぎると、下部がニョキーと出てカッコ悪いし、かといって、写真のように下へ出さないようにすると、とんでもないことに!(笑) タムホルダーも、ロングだとシンバルホルダーと同じく、高さをある程度調整しようとすると、下にニョキー!(笑) でも、ここでタムホルダーが下にニョキーとなると、場合によってはホルダー自体がバスドラに干渉しそうになるので、ますます、厄介なことに・・・。しかも、普通にPCー1のカバーをフロントにしてタムホルダーをセットすると、ロングは、高さ調整は自在でも、タム側の挿入部分はロングじゃないので、ちょっとショート気味。それに、セッティングによってはタムのボトムがラックに干渉しそうになったような記憶が・・・。
 だからだったか、この写真のように、シンバルホルダーをセンターにセットして、アダプターのAXー30でタムホルダー2本で12"、8"をマウント。この方法にすると、タムの位置もちょうどだし、ラックとの干渉も解消。ですが、10"と13"もこのセッティングにするとなると、フロントの見た目が重すぎそうに思ったのか? 見た目は我慢、苦肉の策で、納得のいくセッティングにもならずでしたが10"と13"のPCー1を逆向きにしたんだと思います。
 余談ですが、見にくいかもしれませんが、8"のタムだけ、前モデルのGAX(ワインレッドラッカー)です。このタムが、ジェフが'82年に使っていたワインレッドラッカーとほぼ同じ色でした。この件は、後ほど登場する「プチ博物館」にて!
(2) フロントバーの景色!?(笑) 私の趣味趣向で、出来るだけ等間隔に並べられたパイプクランプ PCー1。(1)に書いた、PCー1のカバーありなしが、より確認できると思います。
(3)、(4) とある、ハードロック的なライヴでのPearl&DR-2。10"・12"・13"のタムに16"フロア、22"・24"バスドラム、スネアはパール・フリーフローティングの14"×8"。
 10"タムは、タムホルダーAX-20"を装着し、さらにタムホルダーをセットしズーム?して近づけてます。何故か? フロントバーを、左右対称にしたいのと、できるだけスッキリさせるため、センターにタム用のパイプクランプPC-1一つで12"・13"のタム(これは、Jeffの自作ラック当時のマネをしたかった!)、
 左右端にシンバル用パイプクランプPC-1を各1つにするため、10"タムをサイドバーから立ち上げた結果です。少し、見ため重視?かな? ズームタムは、勿論、ST氏のアイデアセッティング!

■口タムホルダー用パイプクランプ PC-1 初代パイプクランプは使い勝手の点で今ひとつだった?
 あれ? ツーバスのセッティングすると、フロント・バー左右端が、意外に使えないので、多点セッティングは工夫しないと無理かも・・・
他に、タム&シンバル・ホルダーの、ラックの下からはみ出る部分も結構邪魔になって、思うようなセッティングができないし、第一カッコウも悪い。
 ツーバス・セッティングでバスドラムの、本来タムホルダー・ベースがあるところを目印にタム・ホルダー用のパイプ・クランプ(PC-1)を持ってきて、タム・ホルダーをセットしようとすると、ツーバスだとバスドラムのフロント側を開き気味でセッティングするので、フロント・バーが直線だとタムが近すぎて叩けない。
 タムの位置を決めてセッティングすると、バスドラムにあたりそうな微妙な場所にタムやシンバルホルダー下端が飛び出てて、折角のラッカーフィニッシュにキズがつきそう。かといって、切ってしまうと、後々、困りそうだし・・・。
 パイプ・クランプも外側から付けるとカバーがあるのでいいとしても、セッティングの都合上、内側から付けると、カバーがないので締めつけネジが丸見えでかっこ悪い。それに、パイプ・クランプを内外の向きを変えるたびに、締めつけネジを抜き取らないといけないので面倒だし、その度に、ネジのグリスアップしたグリスがベタベタとあちこちに付くという有様・・・。
 パイプ・クランプはパイプ・クランプで、締めつけネジが少し緩いと、ストッパーはあるものの横ズレ。ですが、締め過ぎると、逆に、パイプ・クランプの取り付けてあるベースが湾曲して、これまた横ズレ。


「神様、実際使ってみると、不便なとこがたくさんあって、プロならともかく、私たちの様な一般人には、無理難題を解決するには金銭的にも負担大きい気がしますねぇ〜、あぁぁ問題だ」

〜・・・・・。(無言) 〜

お〜ぃ!

〜・・・・・。(無言) 〜




【疑問】 これはツーバス用の「DR-2」だからなのか、それともワンバス用の「DR-1」でも同様の不便さがあるのか?

 見た目(左右対称やタムホルダーの位置を気にしなければ。)を、ある程度我慢(?)すればいいんでしょうけど(笑) 特に、ツーバスのフロント4タム(例えば10"、12"、13"、14")の場合だと両端にある10"、14"のセッティングをするには、フロントバーにタムホルダーをセッティングすればいいのか、それともサイドバーからタムホルダーを出せばいいのかが考えどころ。
 ワンバスだと、ワンバス用のDR-1を購入すれば、フロントバーが多少短いのでフロント4タムでも大丈夫かと思われます。




 さて、色々な問題・課題を抱えながらも、一応、ドラムやシンバルをセットして楽しんだので、片づけ!
 がっ、パイプ・クランプをある程度、バー中央に寄せないと、邪魔になって、ラックが綺麗に折りたためない。気をつけないとパイプ・クランプの締めつけネジにバーや脚が接触して曲がったり・・・。
 片づけの度にパイプ・クランプを動かすとなると、次のセッティング時に、また位置決めしないといけない。私みたいに、セッティングが一定でないアマチュアだと、目印(マジックやビニールテープ)を付けるのも意味ないし・・・。

 更に問題がっ! 持ち上げると、これまた、前にもまして・・・
 あっ、重い???
そうか、パイプ・クランプの重みが、更に、加わってる。
現状でも、タム3個、シンバル4枚なので、パイプ・クランプが7個・・・、
調子に乗ってセッティング増やせば、パイプ・クランプだけでとんでもない重さに・・・。

 あ〜ぁ、どうしたものか?

セッティングに関しては、ドラム・マガジンに結構特集されてるから、それを見ながら、創意工夫してみて、色々と楽しんでみるんだな・・・。
重さは、宿命(?)だと思って諦めるしかないな(苦笑) 〜


えええっ、そんなぁ・・・(泣)

 
〜・・・・・。(無言) 〜
また、無言って・・・(苦笑)

〜 スースー、クピクピクピ・・・ 〜

寝ちゃったよ(爆笑)


■口 脚部は丸脚に仕様変更が見られるものの大きな変更無し。が、気になるものが、密かに映り込んでます!(笑) そうです、当時は市販されてなかったはずの黒色のタムホルダー写真。それに、ジェフのキットと思われるタムの内側がブラック塗装に!、プラス、なぜか、バスドラフープがナチュラル・カラー(笑)

■口アダプターAX-30 パイプ接触面が広く、パイプの揺れ、ズレ落ちを追放した亜鉛ダイカスト製ヘビューデューモデル。2つのホールは、タムホルダーなどと同じパール共通規格(22.2mm)。さらに1つは、15.9〜28.6mmまで自在に使えるため、ほとんどのパイプにセッティング可能です。取り付け、取り外しはボルトを回すだけでクランプがオープンするため、複雑なセッティングでも実にスムーズです。
■口アダプターAX-20 軽量、コンパクトなアルミダイカスト製。スペースの狭い箇所に手軽にセッティングできるフレキシブルなアダプターです。パイプ径15.9mm〜28.6までクランプでき、取りつけ、取り外しも実にスムーズです。シンバルホルダーやタムホルダーなど様々な用途に使えます。
■口ハイハットスタンド・アタッチメント HA-80 パイプクランプ(PC-2)にアタッチメントのシャフトをセットすればハイハットスタンドは完璧に固定できます。
■口タムホルダーTH-95 従来のユニロック・システムによるユニバーサルなセッティング・ポジション及び、パーフェクトな固定機構をそのままに、新たにモデルチェンジ。斬新なイメージにデザインされたタムホルダーは、最大135°のアングルが調整が可能になり、自由なポジションへのスムーズはセッティングを実現しました。また付属のリングストッパーが、タムタムやバスドラムのブラケットにロックされ、ズレの追放とセッティング・ポイントのメモリーの両方に貢献します。安定性、セッティングのスムーズさは他に類を見ません。


 ・・・・この項続きます。
■口セッティング例 (1) '85年だと、もう、ジェフはブラックラッカーを使用している筈ですが、カタログはワインレッドラッカーを掲載。ラッカーフィニッシュは、スカーレットラッカーとディープブルーラッカーが増えてますね。
■口セッティング例 (2) BX(バーチ胴)のキットです。こちらは、24のツーバスなハードロックな仕上げです。
■口セッティング例 (3) PX(ファイバー胴)のナイトレンジャーのケリー・キーギー・モデル。ワンタムの変わり種?(笑)
■口セッティング例 (4) ワイルドウイングでの、ハードロック仕様。シンバルが、ジェフが82年時に使っていたパイステのルードを模した、国内製本格シンバル"ワイルド・シリーズ"のレイアウトが、一段とロックしてますね!

■口ドラムマガジン No.11号より アイソレーション・ツアー時の写真と思われるが、何とラックの脚部は黒色。日本公演時は純正の銀色であることから、欧州、又は米国ツアー時は、このような黒色丸脚が取り付けられていたものと考えられるます。なお、DR-10の脚部を流用しているのではないかとも考えられますが、脚部の接地面には四角い受けが確認できることや、脚自体の太さが異なるようにも見えるので、ジェフ側で独自のパーツを用意したと考えられます。
 機能的な面から考えられる事があるとすれば、聞いたわけでもないので、定かではありません、妄想ですが!(苦笑) 黒色丸脚は鉄製ではないかと思うんですよね。オールアルミだと、イマイチ安定性に不安があったのか? 脚に重量をもたせ、安定をはかったのかも? となると、鉄むき出しだと錆びのおそれもあるし、ならばメッキ? 目立ちすぎる!? よし!黒色だぁっ。と、なったかどうかはわかりませんけど・・・。(笑)

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